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GBPが新型蓄電システム専用ケーブルを発売、IEC規格と国内法規制の両立を実現した画期的な製品に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

GBPが新型蓄電システム専用ケーブルを発売、IEC規格と国内法規制の両立を実現した画期的な製品に

PR TIMES より


記事の要約

  • GBPがIEC仕様の蓄電システム専用ケーブルを発売
  • IEC規格と国内法規制の互換性課題を解決
  • 銅テープ遮へい層で電気設備技術基準に準拠

高圧蓄電池向け新型接続ケーブルの開発と販売開始

GBP株式会社は日本国内の高圧蓄電池設備における接続ニーズに対応した新型蓄電システム専用ケーブルを2025年5月2日に販売開始した。IEC規格と国内法規制のギャップを解消するため、IEC 60502-1準拠の構造をベースにしながら、国内の電気設備技術基準に準拠する銅テープ遮へい層を加えたハイブリッド仕様の接続用ケーブルを開発している。[1]

開発の背景として、近年国内に導入が進む海外メーカー製高圧蓄電池の多くがIEC規格を前提とした設計であり、導体断面積95sqの仕様が一般的となっているが、国内流通のJIS規格ケーブルとの互換性に課題が生じていたことが挙げられる。さらに国内の電気設備技術基準では高圧ケーブルに金属製の電気的遮へい層が必要とされ、IEC準拠ケーブルではこの要件を満たせない状況だった。

本製品は海外製蓄電池の端子寸法に適合しながら国内法規にも準拠する設計となっており、新設の大規模蓄電所だけでなく既設の海外製蓄電池のリパワリングやリプレース案件にも活用が可能である。IEC仕様と日本の技術基準の両方に対応することで、設計・施工・保守の各段階での実用性を高めた製品として期待が寄せられている。

蓄電システム専用ケーブルの特徴まとめ

項目 詳細
構造設計 IEC 60502-1準拠
導体サイズ 95sq
遮へい層 銅テープ電気的遮へい層
絶縁構造 XLPE絶縁+PVCシース
対応範囲 新設蓄電所、リパワリング、リプレース案件

電気的遮へい層について

電気的遮へい層とは、高圧ケーブルにおいて電気的な遮蔽効果を持たせるために設けられる金属製の層のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 電気的な干渉や漏電を防止する保護機能
  • 高圧ケーブルの安全性を確保する重要な構造要素
  • 国内電気設備技術基準での必須要件

電気的遮へい層は高圧ケーブルの重要な安全機能として位置づけられており、国内の電気設備技術基準第2章第10条において明確に規定されている。海外製の高圧蓄電池システムでは一般的ではない構造だが、国内での使用に際しては法令順守の観点から不可欠な要素となっている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「GBP、【電気設備技術基準に準拠】IEC仕様の蓄電システム専用ケーブルを新発売、海外製蓄電池と国内法規制のギャップを解消 | GBP株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000096.000110590.html, (参照 25-05-05).
  2. 1767

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