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メルカリが香港で越境取引サービスを開始、台湾に続く2カ所目の展開でアジア市場への本格進出を加速

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • メルカリが香港で越境取引サービスを開始
  • 香港在住者がWeb版メルカリで日本の商品を購入可能に
  • 台湾に次ぐ2カ所目の越境取引展開

メルカリの香港における越境取引サービス展開

株式会社メルカリは、グローバル戦略の一環として2025年5月7日より香港での越境取引サービスを開始した。香港在住のユーザーはメルカリに会員登録することでWeb版メルカリを通じて日本で出品された商品を購入できるようになり、言語設定は繁体字または英語、価格表示は日本円または香港ドルから選択することが可能となっている。[1]

メルカリの越境取引において香港は取引金額・取引件数ともに4位となっており、平均取引金額が他の国・地域と比較して高い実績を持つ市場である。香港のeコマース取引の約25%が越境取引となっており、日本との取引は中国・米国に次ぐ3位となっているため、日本の商品が受け入れられやすい市場として注目されている。

サービス開始を記念して2025年5月8日から5月14日までの期間限定で、メルカリで初めて商品を購入する香港在住のユーザーを対象に30%オフ(最大3000円、約160香港ドル)となるクーポンのプレゼントキャンペーンを実施する。メルカリは台湾での成功を足がかりに、香港市場での展開を通じてグローバルマーケットプレイスの実現を目指している。

メルカリの越境取引サービスの概要

項目 詳細
サービス開始日 2025年5月7日
対象地域 香港(台湾に次ぐ2カ所目)
利用可能機能 Web版メルカリでの商品購入
表示言語 繁体字、英語
価格表示 日本円、香港ドル
特典キャンペーン 初回購入30%オフ(最大3000円相当)

越境取引について

越境取引とは、異なる国や地域間での商品やサービスの取引を指し、以下のような特徴がある。

  • 国境を越えた商品・サービスの取引が可能
  • 現地の商品を海外から直接購入できる
  • 多言語・多通貨対応が必要

メルカリの越境取引は2019年から開始され、現在では79社の越境EC事業者と連携し約120の国や地域での購入代行サービスを展開している。2024年8月からは台湾での直接取引を開始し、2025年3月までに登録者数が20万人を超えるなど、着実な成長を遂げている。

メルカリの香港展開に関する考察

メルカリの香港進出は、アジア市場における越境EC事業の展開を加速させる重要な一歩となっている。香港は人口あたりの訪日外国人客数が各国・地域で最も多く、日本の商品への親和性が高いことから、越境取引の成功率が高い市場として期待できるだろう。

越境取引における課題として、物流コストの最適化や決済システムの整備、現地の法規制への対応などが挙げられる。メルカリは台湾での経験を活かし、香港市場特有のニーズに合わせたサービス改善を進めることで、より多くのユーザーを獲得できる可能性が高いだろう。

今後はキャラクターグッズなど日本特有の商品カテゴリーを中心に、香港市場でのプレゼンスを高めていくことが予想される。メルカリの越境取引サービスは、アジア市場における日本のCtoC取引のプラットフォームとして、さらなる成長が期待できる。

参考サイト

  1. ^ メルカリ. 「メルカリ、越境取引を通じて香港へ進出 | 株式会社メルカリ」. https://about.mercari.com/press/news/articles/20250507_crossborder/, (参照 25-05-09).
  2. 5875

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