日本初の国産SAF供給が関西国際空港で開始、航空業界の脱炭素化に向けた新たな一歩

PR TIMES より
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記事の要約
- 国産SAFが関西国際空港で旅客便に初供給
- 日本初のSAF大規模製造設備が2024年12月に完成
- 国産SAFのサプライチェーンが正式に始動開始
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国産SAFの実用化と航空業界の脱炭素化への取り組み
日揮ホールディングス、日本航空、関西エアポートは、2025年5月1日に関西国際空港からJALのJL891便に国産SAFの初供給を実施した。この取り組みは「Fry to Fly Project」の一環として進められ、国内の廃食用油を原料とした持続可能な航空燃料の実用化に向けた重要な一歩となっている。[1]
SAFFAIRE SKY ENERGYは日本のSAF製造事業者として初めてISCC CORSIA認証を取得し、コスモ石油堺製油所構内での製造を開始した。2024年12月に完成した日本国内初のSAF大規模製造設備により、2025年4月から安定的な国産SAFの製造・供給体制が整備されたことで、持続可能な航空燃料の普及に向けた基盤が構築された。
国際民間航空機関(ICAO)は2050年までに国際線の航空機によるCO2排出量を実質ゼロにする目標を掲げており、2024年以降は2019年比で15%の削減を目指している。航空業界の脱炭素化を加速するため、企業と自治体が連携して廃食用油の収集とSAFの普及を推進することで、持続可能な航空燃料の利用拡大が期待される。
国産SAF供給の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
供給開始日 | 2025年5月1日 |
製造事業者 | SAFFAIRE SKY ENERGY |
製造場所 | コスモ石油堺製油所構内(大阪府堺市) |
原料 | 国内の廃食用油 |
認証 | ISCC CORSIA認証(持続可能な製品の国際的な認証) |
初供給便 | JAL JL891便(関西発上海浦東行) |
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SAFについて
SAFとは「Sustainable Aviation Fuel」の略称で、持続可能な航空燃料を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 廃食用油やバイオマス燃料を原料として製造可能
- 既存の航空機や給油設備での使用が可能
- 製造から使用までのライフサイクルで60〜80%のCO2削減効果
SAFは航空業界の脱炭素化に向けた重要な取り組みとして注目されており、国内での安定供給体制の構築が急務となっている。現在、家庭からの廃食用油の多くが廃棄されており、年間10万トン以上が国外に輸出されている状況を改善し、国内での資源循環を促進することが期待されている。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「(共同リリース)実用化された国産SAFが旅客便に初供給 | 日本航空株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001232.000030684.html, (参照 25-05-09). 2121
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