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公開：2025-05-15

Classiのtetoru、野洲市全小中学校に導入 教育現場のDX推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Classi社の「tetoru」が野洲市全小中学校に導入
• 自治体連絡機能により保護者への情報伝達効率化
• 業務負担軽減、コスト削減などの効果も確認

野洲市全小中学校へのtetoru導入

Classi株式会社は2025年5月14日、小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru（テトル）」が滋賀県野洲市の全小中学校に導入されたと発表した。tetoruは、学校と保護者間の連絡機能に加え、オプションで自治体連絡機能も提供しているサービスだ。

野洲市では従来の連絡ツールの契約終了に伴い、新たなツール導入を検討していた。メール配信システムの制約や紙ベース配布の非効率性を解消するため、アンケート調査やICT推進委員会による検討を経てtetoruを選定したのだ。

tetoru導入により、教育委員会から保護者への給食負担金のお知らせや災害情報などの迅速な伝達が可能になった。学校現場では欠席連絡や部活動の情報伝達、学級閉鎖時のアンケートなどに活用され、連絡手段としての役割を果たしている。

教育委員会からの配信により、教育相談センターの相談件数は前年比2倍に増加した。また、給食負担金の通知を郵送から配信に変更したことで、約36万円の郵便代削減と印刷作業の負担軽減も実現している。

tetoru導入効果と自治体連絡機能

Classi株式会社

tetoru自治体連絡機能の特徴

tetoruの自治体連絡機能は、教育委員会から保護者への直接的な情報配信を可能にする。緊急連絡や重要情報の即時伝達により、迅速な対応と確実な情報共有を実現するのだ。

• コスト削減と環境負荷軽減
• 教職員の業務効率化
• 迅速かつ確実な情報伝達

年間数十万枚のプリント印刷削減による紙・印刷費用の抑制、CO2排出量削減にも貢献する。教職員のプリント仕分けや配布作業が不要となり、教育活動への時間配分を改善する。

tetoru導入に関する考察

tetoruの導入は、野洲市の教育現場におけるデジタル化推進の大きな一歩と言えるだろう。紙媒体からのデジタルシフトは、コスト削減や業務効率化に大きく貢献している。しかし、デジタルツールへの依存度が高まることで、システム障害や情報漏洩といったリスクも考慮する必要がある。

起こりうる問題への対策として、システムの冗長化やセキュリティ対策の強化、職員へのデジタルリテラシー教育などが挙げられる。また、デジタルツールに不慣れな保護者へのサポート体制も重要だ。継続的なシステムメンテナンスとユーザーサポートの充実が、tetoruの長期的な成功を左右するだろう。

今後、tetoruには、より高度な分析機能や個別対応機能の追加が期待される。例えば、保護者からのフィードバックを分析し、教育内容の改善に役立てる機能や、保護者一人ひとりのニーズに合わせた情報配信機能などが考えられる。これらの機能強化により、tetoruはさらに教育現場の質向上に貢献できるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「野洲市、自治体連絡機能を合わせて「tetoru（テトル）」を導入 | Classi株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000040573.html, (参照 25-05-15).
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