バーチャル・ライン・スタジオ、Unreal Engineプラグイン「Vista Splat Pro」をアップデート UE5.3、5.4、5.5対応で動的影に対応

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

バーチャル・ライン・スタジオ株式会社は、2025年5月20日にUnreal Engine(UE)用プラグイン「Vista Splat Pro」のアップデート版をリリースした。このアップデートにより、UE5.3、UE5.4、UE5.5への対応が実現したのだ。

「Vista Splat Pro」は、3D Gaussian SplattingデータをUEで描画・編集可能なプラグインである。今回のアップデートでは、3D Gaussian Splattingモデルへの動的影の対応が追加された点が大きな特徴だ。

既に「Vista Splat Pro」を購入済みのユーザーは、BOOTHの購入履歴からアップデート版をダウンロードできるようになっている。多くのユーザーからの要望に応え、より使いやすくなったプラグインを提供できるようになったのだ。

項目	詳細
製品名	Vista Splat Pro
対応Unreal Engineバージョン	UE5.3、UE5.4、UE5.5
機能	3D Gaussian Splattingデータの描画、動的影対応、複数モデル配置
販売場所	BOOTH
販売価格	149,800円（税込）
販売開始日	2023年12月25日
開発元	バーチャル・ライン・スタジオ株式会社

3D Gaussian Splattingは、複数の写真から3Dシーンを再構成する技術である。NeRFと同等以上の精度を持ちながら、NeRFよりも描画負荷が低いことが特徴だ。

この技術は、バーチャルプロダクションやゲーム開発など、リアルタイムレンダリングが求められる分野で活用が期待されている。

「Vista Splat Pro」のアップデートは、Unreal Engineユーザーにとって大きなメリットとなるだろう。動的影の対応により、よりリアルな表現が可能になり、制作効率の向上に貢献するのだ。

しかし、今後の課題としては、より複雑なシーンでのパフォーマンスや、様々なUEバージョンへの継続的な対応が挙げられる。また、3D Gaussian Splattingデータの生成や編集に関するツールの充実も必要となるだろう。

将来的には、より高度な機能、例えば、異なる種類のデータとの連携や、より効率的なデータ管理機能などが追加されることを期待したい。Unreal Engineエコシステム全体の発展に貢献するような、更なる進化を期待している。

^ PR TIMES. 「3D Gaussian SplattingデータをUnreal Engineで動的な影に対応した描画を可能にするプラグイン「Vista Splat Pro」が、UE5.3、5.4、5.5に対応 | バーチャル・ライン・スタジオ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000135202.html, (参照 25-05-22).

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