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公開：2025-05-22

ハイヤールー、シリーズAで約5.3億円調達 エンジニアリング組織プラットフォーム事業拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ハイヤールーがシリーズAセカンドクローズで約2.2億円を追加調達
• シリーズA累計調達額は約5.3億円に到達
• エンジニアリング組織プラットフォーム事業拡大へ投資

ハイヤールー、シリーズAセカンドクローズで約2.2億円を追加調達

株式会社ハイヤールーは2025年5月20日、シリーズAセカンドクローズとして約2.2億円の追加資金調達を実施した。既存株主のプライマルキャピタル、株式会社クレストスキルパートナーズ、個人投資家4名、及び銀行融資による調達で、シリーズAラウンド累計は約5.3億円となったのだ。

ハイヤールーはエンジニアリング組織向けプラットフォームを提供する企業であり、AI時代のスキル面接サービス「HireRoo Skill Interview」を提供している。累計200社以上が導入し、約5万件の採用選考で活用されてきた実績がある。事業は成長を続け、2022年と比較すると四半期単位で売上10倍の成長を遂げている。

調達資金は、コーディング試験事業のシェア拡大と、9月正式リリース予定の母集団形成事業のPMF達成に投資される。2026年には社内人材評価ソリューションもリリース予定で、採用・評価・育成の3プロダクト体制を目指す。2025年中には30名超の組織体制へ拡大していく計画だ。

ハイヤールーの事業概要と今後の展開

ハイヤールー公式サイト

エンジニアリング組織プラットフォームについて

ハイヤールーは「コーディング試験の会社」から「エンジニアリング組織プラットフォームの会社」へと進化を遂げようとしている。これは、単なるコーディング試験の提供にとどまらず、採用、評価、育成といったエンジニアリング組織全体の強化を支援するプラットフォームへと事業を拡大することを意味する。

• 採用支援：スキル保証型採用など、最適な人材マッチング
• 評価支援：エンジニアのスキルを正確に評価する仕組み
• 育成支援：エンジニアの成長を支援するソリューション

このプラットフォームによって、日本のモノづくりを支えるエンジニアの育成と活躍を促進し、日本の技術力向上に貢献することを目指しているのだ。

ハイヤールーの資金調達に関する考察

今回の資金調達は、ハイヤールーの事業拡大にとって大きな転換点となるだろう。約5.3億円という資金は、既存事業の強化と新規事業の展開に有効活用されるはずだ。しかし、急激な事業拡大に伴うリスクも考慮する必要がある。人材確保や技術開発の遅延、競合他社の台頭などが考えられる。

これらのリスクへの対策として、優秀な人材の確保と育成、技術開発への継続的な投資、市場動向の的確な把握などが重要となる。また、顧客ニーズへの迅速な対応と、柔軟な事業展開も必要不可欠だろう。これらの課題をクリアすることで、ハイヤールーは日本のエンジニアリング組織の進化に大きく貢献できる可能性を秘めている。

今後、ハイヤールーがどのように事業を展開し、日本のモノづくりに貢献していくのか、注目していきたい。特に、スキル保証型採用といった新しい採用手法の普及状況や、人材評価ソリューションの開発状況は、今後の成長を左右する重要な要素となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「“スキル保証型採用”をβ版リリース、シリーズA調達で採用を強化 | 株式会社ハイヤールーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000133.000075726.html, (参照 25-05-22).
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