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公開：2025-05-22

ヒビノグループ、大阪・関西万博XD HALLに360度没入型エンターテインメントシステムを納入

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ヒビノグループが大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン「XD HALL」に音響・映像・床振動システムを納入
• 新開発の音響透過型高精細LEDディスプレイシステムChromaVision025を採用し、360度没入型シアターを実現
• 2025年4月13日から運用開始

ヒビノグループによる大阪・関西万博XD HALLへのシステム納入

ヒビノ株式会社は2025年5月20日、日本環境アメニティ株式会社等との連携の下、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン内「XD HALL」に音響・映像・床振動システムを納入したと発表した。このシステムは、カプコンが提供する体験型コンテンツ『モンスターハンター ブリッジ』で使用されるもので、床面直径約12m×天井高約5mの円筒形ホールに設置されている。

XD HALLは、高精細映像とイマーシブサウンド、床振動、専用ARデバイスを組み合わせた超没入型体験施設だ。360度全周囲に「モンスターハンター」の世界が広がり、究極の臨場感を体験できるよう設計されているのだ。

ヒビノグループは、音響・映像・床振動システムの設計・施工に加え、内装工事も担当した。新開発の音響透過型高精細LEDディスプレイシステムChromaVision025は、高精細表示と高い音響透過性能を両立しており、没入感を高める重要な役割を果たしている。

床面には4Kレーザープロジェクター6台を設置し、床スクリーンへの投影も実現している。異なる映像表示装置を用いる「床面」と「壁面・天面」の表示を精密に調整・整合することで、高輝度LED発光がある中でも黒の再現性とコントラストの高い鮮やかな映像表示を実現しているのだ。

XD HALLシステム概要

モンスターハンター ブリッジ公式サイト

イマーシブサウンドシステムについて

XD HALLで使用されているイマーシブサウンドシステムは、LEDディスプレイの後ろに配置された89.1チャンネルの立体音響システムだ。側面70台、頭上19台、サブウーファー4台のスピーカーで構成され、体験者の位置に関わらず均一な音量と音質を提供する。

• LEDディスプレイからの音の透過性を考慮した設計
• 高音域の再現性能に優れたCODA AUDIOスピーカー「D12」を採用
• 静寂なシーンの表現にも配慮した消音装置の設置

このシステムは、映像と一体化した臨場感あふれる音響体験を提供し、コンテンツへの没入感を高める役割を果たしているのだ。

XD HALLシステムに関する考察

XD HALLのシステムは、高精細な映像と精緻な音響、そして床振動によるフィードバックを組み合わせることで、これまでにない没入型のエンターテインメント体験を提供することに成功している。これは、技術的な高度さと、コンテンツとの親和性の高さによるものだ。しかし、システムの複雑さから、メンテナンスやトラブルシューティングに課題が生じる可能性もあるだろう。

将来的な問題としては、システムの老朽化や、技術革新による陳腐化が挙げられる。高精細な映像やリアルな音響体験への需要は常に高まっているため、システムのアップデートや更新が不可欠となるだろう。そのため、拡張性や将来的なアップグレードへの対応を考慮した設計が重要となるのだ。

今後の改善点としては、より多様なユーザーに対応できるアクセシビリティの向上や、よりパーソナライズされた体験を提供する機能の追加が考えられる。例えば、ユーザーの好みや身体状況に合わせて音響や映像を調整できる機能などを追加することで、より幅広い層のユーザーに満足してもらえるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ヒビノグループ、大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン「XD HALL」に音響・映像・床振動システムを納入。360度、全周囲に「モンスターハンター」の世界が展開される超没入体験を実現 | ヒビノ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000083048.html, (参照 25-05-22).
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2. Panasonic. https://panasonic.jp/

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