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Lantronix Device Installerの脆弱性CVE-2025-4338が公開、XXE攻撃への対策が必要

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Lantronix Device Installerの脆弱性CVE-2025-4338が公開された
  • XML外部エンティティ(XXE)攻撃への脆弱性が存在する
  • バージョン4.4.0.7以前が影響を受ける

Lantronix Device Installerの脆弱性情報公開

ICS-CERTは2025年5月22日、Lantronix Device InstallerにおけるXML外部エンティティ(XXE)攻撃への脆弱性CVE-2025-4338を公開した。この脆弱性により、攻撃者はネットワークデバイスから設定ファイルを読み取ることで、認証情報を取得したり、ネットワークデバイスへのアクセスや設定の変更を行う可能性があるのだ。

攻撃者は、Device Installerソフトウェアを実行しているホストへのアクセスや、アプリケーションを実行しているユーザーのパスワードハッシュを取得できる可能性もある。この脆弱性は、設定ファイルの処理におけるXML外部エンティティ参照の制限が不適切であることが原因であるとされている。

Lantronixは、この脆弱性に対処するための対策を講じる必要がある。ユーザーは、最新のソフトウェアバージョンへのアップデートや、セキュリティ対策の強化を行うべきだ。

Lantronix Device Installer脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性名 CVE-2025-4338
公開日 2025-05-22
更新日 2025-05-22
影響を受けるバージョン 0~4.4.0.7
CVSSスコア(v4.0) 6.9 (MEDIUM)
CVSSベクター文字列(v4.0) CVSS:4.0/AV:A/AC:L/AT:N/PR:N/UI:A/VC:H/VI:L/VA:L/SC:N/SI:N/SA:N
CVSSスコア(v3.1) 6.8 (MEDIUM)
CVSSベクター文字列(v3.1) CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:L/A:L
CWE CWE-611
報告者 Robert McLellan
CISAアドバイザリLantronix製品ページ

XXE攻撃について

XXE攻撃とは、XML外部エンティティ(XXE)と呼ばれる機能を悪用した攻撃手法である。XML文書に外部エンティティを定義することで、攻撃者は任意のファイルを読み取ったり、外部サーバーに接続したりすることができるのだ。

  • ファイル読み取り
  • ネットワーク接続
  • コマンド実行

この攻撃は、適切な入力検証やセキュリティ対策がされていないXMLパーサーを使用しているシステムに対して有効である。そのため、システム開発者は、XMLパーサーのセキュリティ設定を適切に行う必要がある。

Lantronix Device Installer脆弱性に関する考察

Lantronix Device Installerの脆弱性CVE-2025-4338の公開は、企業のセキュリティ対策の重要性を改めて示している。迅速なパッチ適用とセキュリティ意識の向上は、このような脆弱性攻撃からの防御に不可欠だ。しかし、パッチ適用が遅れたり、ユーザーがアップデートを怠ったりすることで、攻撃の機会が増える可能性もある。

今後、同様の脆弱性が他のデバイスやソフトウェアでも発見される可能性がある。そのため、開発者は、セキュリティを考慮した設計・開発を行う必要がある。また、ユーザーは、セキュリティアップデートを常に最新の状態に保つよう心がけるべきだ。

この脆弱性への対策として、Lantronixは迅速なパッチ提供を行うべきである。また、ユーザーに対しても、アップデートの重要性や、セキュリティ対策の啓発を行う必要があるだろう。さらに、将来的な脆弱性対策として、より安全な設定ファイルのフォーマットを採用するなどの検討も必要となる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4338」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4338, (参照 25-05-27).
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