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SECURITY

公開：2024-12-04

FFRIがマルウェア自動解析ツールのVersion 1.6をリリース、Hyper-V環境対応とサブスクリプション型ライセンスの提供開始で利便性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• FFRIがマルウェア自動解析ツールの新バージョンをリリース
• Hyper-V環境のサポートを追加し解析環境を拡充
• サブスクリプション型のライセンス形態を新たに提供開始

FFRI yarai analyzer Professional Version 1.6のマルウェア自動解析機能が強化

FFRIセキュリティは、マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional Version 1.6」を2024年12月2日にリリースした。本バージョンでは、従来のVMwareシリーズに加えてMicrosoft社が提供するHyper-Vの仮想化環境に対応し、マルウェアの解析環境が大幅に拡充されることとなった。^[1]

FFRI yarai analyzer Professionalは、検査対象ファイルフォルダを自動解析し、レポート出力までを一括で実行可能なマルウェア自動解析システムとして開発された。外部ベンダーへの依頼なしでマルウェアの挙動を解析できるため、攻撃者の意図を迅速に分析し、効率的な対策を講じることが可能となっている。

新バージョンでは、ライセンス形態も刷新され、従来のパーペチュアル型に加えてサブスクリプション型の提供を開始した。サブスクリプション型の導入により、ライセンス料を契約期間で按分することが可能となり、導入時の一時的なコスト増加を抑制しながらシステムを利用できるようになった。

FFRI yarai analyzer Professional Version 1.6の新機能まとめ

FFRI yarai analyzer Professionalの詳細はこちら

マルウェア自動解析システムについて

マルウェア自動解析システムとは、悪意のあるソフトウェアの動作を自動的に分析し、その挙動を詳細に調査するためのツールのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 検査対象ファイルの自動解析と一括レポート出力が可能
• 攻撃者の意図を迅速に分析し効率的な対策を実現
• 専門的な解析知識がなくても高度な分析が可能

FFRI yarai analyzer Professionalでは、FFRI yaraiに搭載された5つのエンジンを活用してマルウェアを検出し、未知の脅威も分析することが可能となっている。マルウェアの挙動を時系列でレポートする機能や、プロセス・スレッドの相関分析機能、IDAへのインポート機能などが搭載され、マルウェア解析者の作業効率を大幅に向上させている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional Version 1.6」をリリース | 株式会社ＦＦＲＩセキュリティのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000070844.html, (参照 24-12-04).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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