九州フィナンシャルグループがMyTalentを導入、退職者・内定辞退者とのつながりを人的資本として活用へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社TalentXは、採用MAサービス「MyTalent」を九州フィナンシャルグループに2024年12月2日に導入したことを発表した。九州フィナンシャルグループは「地域価値共創グループへの進化」というビジョンに向けて、人材戦略の柱として人的資本経営の実践による社員価値向上を掲げている。^[1]

九州フィナンシャルグループは経営戦略と連動した人材戦略によって、未来を支える人材ポートフォリオの構築を目指している。労働人口の減少に伴う人材獲得競争の激化や若年層離職率という課題に対し、退職者・内定辞退者と中長期で良好な関係を構築する取り組みを開始した。

採用MAサービス「MyTalent」は、過去の採用候補者や退職社員などのタレントデータを一元管理することが可能だ。採用サイトへの来訪やメール反応から興味スコアを自動計測し、採用候補者に適切な時期にスカウトを配信することで、優秀なタレントを効率的に獲得できる仕組みを提供している。

項目	詳細
サービス概要	日本初の採用MAサービス
主な機能	タレントプール構築、半自動アプローチ、持続可能な仕組化
対象データ	過去の採用候補者、退職社員、HP登録者など
特徴	興味スコアの自動計測、適切なタイミングでのスカウト配信

タレントプールとは、企業が潜在的な採用候補者や過去に接点を持った人材の情報を集約・管理するデータベースのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

九州フィナンシャルグループは「KFGグループアルムナイ」として、中途退職者や内定辞退者まで含めたタレントプールを構築している。人材獲得競争が激化する中で、過去に接点を持った人材との継続的な関係維持が重要性を増している。

MyTalentの導入により、九州フィナンシャルグループは人材データの一元管理と効率的な採用活動を実現することが期待できる。特に労働人口減少という社会課題に対し、過去の接点を活かした採用戦略は人材確保の新たな可能性を広げるものだ。

一方で、個人情報の適切な管理やプライバシーへの配慮が重要な課題となるだろう。タレントプールに登録される情報の範囲や利用目的を明確にし、透明性の高い運用を行うことが求められる。

MyTalentを活用した採用活動の成功には、単なるデータ管理にとどまらない戦略的なアプローチが必要となる。採用候補者との効果的なコミュニケーション方法の確立や、長期的な関係構築のためのプログラム開発が今後の重要な課題だろう。

^ PR TIMES. 「九州フィナンシャルグループがTalentXの採用MAサービス「MyTalent」を導入し、退職者・内定辞退者のタレントプール構築の取り組みを開始 | 株式会社TalentXのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000036924.html, (参照 24-12-04).

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