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甲子化学工業が貝殻由来の新素材SHELLTECを発表、CO2排出量最大36%削減と強度33%向上を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

甲子化学工業が貝殻由来の新素材SHELLTECを発表、CO2排出量最大36%削減と強度33%向上を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • 甲子化学工業が貝殻を再利用した新素材SHELLTECを発表
  • 廃棄貝殻からプラスチックに代わる環境配慮型素材を開発
  • エコプロ2024で関連製品の展示公開を開始

貝殻由来の新素材SHELLTECでサステナブルな取り組みが加速

甲子化学工業株式会社は環境負荷低減を目指し、廃棄貝殻を再利用した新素材SHELLTECを2024年12月4日に発表した。SHELLTECは年間20万トン近く廃棄されているホタテ貝殻を資源として活用し、廃棄プラスチックやコンクリートと組み合わせることで、従来のプラスチック製品と比較してCO2排出量を最大36%削減することが可能になった。[1]

SHELLTECは既存のプラスチック製品と比較して曲げ強度が約33%向上しており、石灰岩由来のエコプラスチックと比較してもCO2排出量を最大20%削減できる性能を実現している。SHELLTECの原材料には、ホタテ貝殻の他にもムール貝や牡蠣の貝殻など炭酸カルシウムを主成分とする貝殻も使用可能だ。

甲子化学工業は新素材SHELLTECを活用したヘルメットやテトラポッドの生産を既に開始しており、大阪・関西万博では防災用ヘルメットとしての導入も予定されている。今後は貝殻本来の役割である「守る」という機能を活かし、企業や自治体との連携を通じて様々な製品展開を推進する予定である。

SHELLTEC製品のラインナップまとめ

HOTAMET HOTATETRAPOD HOTABENCH
主な特徴 高強度ヘルメット 環境配慮型テトラポッド サステナブルベンチ
CO2削減効果 最大36%削減 砂消費量50%削減 貝殻の再利用
導入実績・予定 大阪・関西万博での採用予定 猿払村での実装 一般向け製品

炭酸カルシウムについて

炭酸カルシウムとは、化学式CaCO3で表される無機化合物で、自然界では貝殻や石灰岩の主成分として広く存在している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 建材やセメント、プラスチックの原料として利用可能
  • 環境負荷が低く、リサイクル性に優れている
  • 高い強度と安定性を持つ天然素材

貝殻から抽出された炭酸カルシウムは、プラスチックやコンクリートの代替材料として活用することで、環境負荷の低減に貢献している。廃棄物として処理されていた貝殻を資源として再利用することで、循環型社会の実現に向けた取り組みが可能になっている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「廃棄貝殻から生まれた、強くて地球にやさしい新素材 「SHELLTEC(シェルテック)」を発表 | 甲子化学工業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000111340.html, (参照 24-12-05).

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