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公開：2024-12-05

日産自動車が一般家庭向け小売電気事業に参入、実質再生可能エネルギー100%の電力供給で環境負荷低減へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日産が一般家庭向け小売電気事業「日産でんき」を開始
• 実質再生可能エネルギー100%の環境配慮型電力を提供
• 神奈川県で先行販売を開始し順次エリア拡大予定

日産自動車が一般家庭向け小売電気事業に参入、環境に配慮した電力供給を開始

日産自動車の連結子会社である日産トレーデイングは、国内自動車業界で初となる一般家庭向け小売電気事業「日産でんき」を2024年12月1日より神奈川県で先行販売を開始した。FIT発電所由来のFIT非化石証書を付すことで実質的に再生可能エネルギー100%の環境配慮型電力を提供することが特徴となっている。^[1]

料金プランは一般家庭向けと商店向けの2種類を用意し、契約者全員に適用される「全員割」によって東京電力管内の場合は基本料金が13%割引となり年間約2,400円のコスト削減が可能だ。電気自動車オーナーには「EV割」も適用され、全員割と合わせて26%の割引で年間約5,800円の節約につながる。

新規加入特典として「Amazonデジタルギフト5,000円」または「JCBギフトカード4,000円」を提供し、EV向け充電サービス・ZESPの契約者には追加特典も用意された。申し込みは日産自動車の販売会社で受け付け、解約や切り替え作業は日産トレーデイングが対応することで顧客の利便性を高めている。

日産でんきのプラン概要まとめ

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実質再生可能エネルギー100%について

実質再生可能エネルギー100%とは、FIT発電所由来のFIT非化石証書を活用することで、環境価値を付加した電力供給の仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• FIT発電所の環境価値を証書化して活用
• CO2排出を実質的にゼロに抑制可能
• 従来の生活を維持しながら環境負荷を低減

家庭全体で排出されるCO2の約7割が電気によるものであり、その量は杉の木約130本分の吸収量に相当する重要な環境負荷となっている。日産でんきは実質再生可能エネルギー100%の電力供給によって、この環境負荷を大幅に低減することが可能だ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「国内自動車業界初となる、自社商品の一般家庭向け小売電気事業※1　実質再生可能エネルギー100％の「日産でんき」12月1日（日）より神奈川県で先行販売を開始 | 日産自動車株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000153601.html, (参照 24-12-05).

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