DX

ディーエックス

公開：2024-12-12

中外製薬がパナソニックコネクトのスリムワークサポートを導入、DX推進の基盤として1万台超のPCをリプレース

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 中外製薬がDX推進のためスリムワークサポートを導入
• 約1万台のPCリプレースでIT部門の負担を軽減
• 故障・劣化検知から管理までをワンストップで運用

中外製薬のDX推進におけるPCリプレース施策

パナソニック コネクトは中外製薬に法人向けPCサブスクリプションサービス「スリムワークサポート」を2024年12月10日に導入した。中外製薬は「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」に基づくDX推進の一環として10,650台のPCリプレースを実施し、調達から管理サポートまでのワンストップ運用による業務効率化を実現している。^[1]

従来の社用PCリース体制では月間100件から200件もの故障が発生しており、その都度の修理対応費用と工数がDX推進の妨げとなっていた。パナソニック コネクトのスリムワークサポートは高品質な端末と安全で運用性の高いサービスを提供することで、IT部門の負担軽減と従業員の業務効率向上を実現することが可能になった。

スリムワークサポートによって導入されたのは、ビジネスモバイルPC「レッツノート」が8,800台、他社製PCが1,850台となっている。PCライフサイクルマネジメントの拡張サービスも含まれており、キッティングやヘルプデスクなどPCのライフサイクル全般にわたるIT部門向けBPOメニューの提供によって、従業員業務のダウンタイムゼロを目指している。

スリムワークサポートの導入内容まとめ

導入事例の詳細はこちら

BPOについて

BPOとは「Business Process Outsourcing」の略称で、企業が自社の業務プロセスの一部を外部の専門企業に委託することを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 業務効率化とコスト削減の実現が可能
• 専門性の高い業務を外部リソースで補完
• 企業の中核業務への集中を可能にする

中外製薬のケースでは、PCの調達から運用管理までをパナソニック コネクトに委託することで、IT部門が本来注力すべきDX推進により多くのリソースを割くことが可能になった。BPOの活用によって、企業の競争力強化と業務効率化の両立を実現できる。

スリムワークサポートに関する考察

スリムワークサポートの導入は、単なるPCリプレースを超えてDX推進の基盤整備として重要な意義を持っている。従来のPCリース体制における故障対応の問題を解決し、IT部門の負担を軽減することで、より戦略的な業務への注力が可能になるだろう。ただし、運用面での引継ぎや従業員のシステム習熟には一定の時間が必要になると予想される。

今後の課題として、クラウドサービスとの連携強化やセキュリティ対策の継続的な更新が挙げられる。PCマネージドサービスの機能拡充やAIを活用した予防保守の導入なども検討に値するだろう。また、リモートワーク環境の整備やBYODへの対応など、働き方改革に向けた新たな取り組みも期待される。

長期的には、PCライフサイクル全般におけるカーボンニュートラルへの対応も重要な課題となってくる。環境負荷の低減とコスト効率の両立を図りながら、サステナブルなIT資産管理の実現を目指すことが望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「中外製薬がDX推進の起点として「スリムワークサポート」を導入し、約1万台のPCリプレースを実施 ～故障・劣化検知や調達から管理サポートまでのワンストップ運用でIT部門の業務負担を削減～ | パナソニックグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006040.000003442.html, (参照 24-12-12).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧