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公開：2024-12-11

新都HDがSupermicro社とHASHCAT社と提携し国内AIデータセンター事業を本格展開へ、GPU算力基盤の強化を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 新都HDがSupermicro社とHASHCAT社とAI算力事業で提携
• HASHCAT社が2,000万ドル規模のAIデータセンターを日本に設置
• 東京・大阪のEQUINIX社データセンターにGPU算力機器を導入

新都HDのAIデータセンター事業への参入とグローバル展開

新都ホールディングス株式会社は、国内のAI技術インフラ強化を目指し、Super Micro Computer社および東洋株式会社とAI算力設備の調達に関する覚書を2024年9月に締結した。さらにHASHCAT INC. CANADAとの業務提携契約を2024年11月25日に締結し、日本国内におけるAI基盤整備の取り組みを本格的に開始している。^[1]

HASHCAT社は初期投資額2,000万ドルを投じ、東京・大阪のEQUINIX社データセンター内にSUPERMICRO HGX H100/H200シリーズを導入したAI算力センターを設置する計画を進めている。年間収益は2,250万ドルを見込み、新都HDはリース事業を通じて収益化を図る予定だ。

新都HDは再生可能エネルギー関連業界やリサイクル産業を主要顧客として、リースしたAI算力の販売を展開する方針を固めた。また新設する「新都AI展示センター」では、製品展示や運用テストに加え、海外パートナーとの技術共有拠点としての機能も果たすことになる。

AIデータセンター事業の概要

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GPU算力について

GPU算力とは、グラフィックス処理ユニット（GPU）を用いた並列計算処理能力のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 大規模な並列処理による高速な演算処理が可能
• AIや機械学習のワークロードに最適化された処理性能
• データセンターでの大規模な演算処理に適した拡張性

GPU算力はAIモデルのトレーニングや推論処理において重要な役割を果たしており、特にNVIDIA H100/H200シリーズは最新のAIワークロード処理に最適化されている。新都HDとHASHCAT社の提携により、日本国内でのGPU算力の供給体制が強化され、企業のAI活用を加速させることが期待される。

新都HDのAIデータセンター事業に関する考察

新都HDのAIデータセンター事業への参入は、政府が掲げる国内AI・半導体産業強化政策と合致しており、戦略的な意義が大きい。特にSupermicro社やHASHCAT社との提携により、高性能なGPU算力を効率的に提供できる体制が整うため、国内企業のAI活用を促進する重要な基盤となるだろう。

一方で、急速なAI技術の進化に伴い、GPU算力の需要と供給のバランスが課題となる可能性がある。データセンターの電力効率や冷却システムの最適化、環境負荷の低減なども重要な検討事項となってくるだろう。

今後は単なるGPU算力の提供にとどまらず、AI活用に関するコンサルティングやサポート体制の充実が求められる。特に再生可能エネルギー関連業界やリサイクル産業向けのAIソリューション開発など、産業特化型のサービス展開に期待が高まる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「日本のAI基盤を支える革新へ：新都ホールディングスがSuper Micro社、HASHCAT社等と連携し、日本におけるAIデータセンター事業に参入 | 新都ホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000152656.html, (参照 24-12-11).
2. NVIDIA. https://www.nvidia.com/ja-jp/

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