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公開：2024-12-17

キンドリルが日本企業のIT対応状況を分析、AIスキル不足とROI実現に課題が浮き彫りに

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• キンドリルが日本版Kyndryl Readiness Report 2024を発表
• 日本のITリーダーのリスク対応と準備状況を分析
• AIへの備えとモダナイゼーションの課題が明確に

キンドリルが発表した日本版Kyndryl Readiness Report 2024の概要

キンドリルジャパン株式会社は、経営幹部および上級意思決定者300名を対象とした「日本版Kyndryl Readiness Report 2024 - 明日への備えのパラドックス -」を12月12日に公開した。このレポートはグローバル版の調査結果3200名分に加え、Kyndryl Bridgeから得られたデータを活用して日本市場の傾向とグローバルとの比較分析を実施している。^[1]

日本のリーダーは技術革新やスキルギャップ、サイバー攻撃、政策や規制の変化といった主要なリスクへの備えが大幅に不足していると報告された。特にリーダーの約半数が技術の進歩とメインフレーム技術に関するスキル不足が進歩を妨げていると指摘している。

調査ではAI導入に対するスキルギャップの障壁が他国と比較して高く、生成AIとAIへの投資がグローバル平均と一致しているにもかかわらず、同じレベルでのROI実現ができていない実態が明らかになった。データセンターと物理的インフラが外部リスクへの備えに関して最も遅れているIT分野であるとの報告もある。

日本企業のIT対応状況まとめ

ROIについて

ROIとは「Return On Investment（投資収益率）」の略称で、投資に対する収益性を測定する重要な経営指標のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 投資に対する収益の割合を数値化して評価
• 経営判断やプロジェクト評価の基準として活用
• 投資効果の定量的な測定と比較が可能

Kyndryl Readiness Report 2024では、日本企業のAI投資におけるROIが課題として浮き彫りになっている。特に生成AIとAIへの投資額はグローバル平均と同水準にもかかわらず、投資に見合った収益や効果が得られていない状況が報告されており、日本企業特有の課題が存在している。

参考サイト

1. ^ Kyndryl United States. 「キンドリル、「日本版 Kyndryl Readiness Report 2024 - 明日への備えのパラドックス - 」を発表」. https://www.kyndryl.com/jp/ja/about-us/news/2024/12/kyndryl-readiness-report-japan, (参照 24-12-17).

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