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TOKAIコミュニケーションズがWasabiとの閉域接続サービスを開始、SINET経由での接続オプションも同時提供

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TOKAIコミュニケーションズがWasabi閉域接続サービスを開始
  • 高速かつ安全な通信環境をWasabiの東京リージョンと接続
  • SINET経由での接続サービスも同時に提供開始

TOKAIコミュニケーションズのWasabi閉域接続サービス提供開始

株式会社TOKAIコミュニケーションズは2024年12月11日、Wasabi Technologies Japan合同会社のクラウドストレージ「Wasabi Hot Cloud Storage」との閉域接続サービスの提供を開始した。このサービスでは、Wasabiの東京リージョンと顧客拠点を閉域回線で接続することで、高速かつ安全な通信環境を実現している。[1]

TOKAIコミュニケーションズは学術情報ネットワークSINETを利用する大学・研究機関向けに、SINETを経由したWasabiへの閉域接続サービスも同時に提供開始した。SINET加入機関は新たに専用回線を手配することなく、SINETを経由してWasabiへのセキュアで安定した仮想ネットワーク接続を実現できるようになっている。

Wasabiはクラウドストレージクラスが1つに統一され、わかりやすい料金体系を採用しているため、高い性能と信頼性を保ちながら低価格なサービスを提供している。リアルタイムなデータの保管や取り出しが可能で、アクセス頻度の少ないデータも迅速に送受信できるため、二次バックアップやオンラインオフィスソフトウェアのバックアップに最適なクラウドストレージサービスとなっている。

Wasabi閉域接続サービスの特徴

項目 詳細
サービス名 BroadLine Wasabi接続サービス
接続方式 Wasabi Direct Connect使用による閉域網接続
帯域幅 10Mbps~10Gbpsまでの幅広い速度メニュー
SINET接続 大学・研究機関向けにSINET経由での閉域接続を提供
主な特徴 セキュアで安定した仮想ネットワーク接続の実現
BroadLineの詳細はこちら

閉域接続について

閉域接続とは、インターネットを介さずに特定のネットワーク間のみを直接接続する通信方式のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • インターネットを経由しない高セキュリティな通信環境の実現
  • 安定した通信速度と品質の確保が可能
  • 外部からの不正アクセスのリスクを大幅に低減

Wasabi Hot Cloud Storageでは、閉域接続によってセキュアかつ安定的なクラウドストレージサービスの利用を実現している。Wasabi Direct Connectを用いた広帯域・高品質な接続により、大容量データの転送や頻繁なアクセスにも対応可能となっている。

Wasabi閉域接続サービスに関する考察

TOKAIコミュニケーションズのWasabi閉域接続サービスの提供開始は、企業のクラウド利用が多様化・高度化する現状において重要な意味を持つ取り組みとなっている。特にSINET経由での接続オプションは、大学や研究機関にとって新たな専用回線の手配が不要となり、導入障壁を大きく下げることに成功している。

今後の課題として、マルチクラウド環境における一元的な管理や運用の複雑化が考えられる。解決策としては、統合管理ツールの提供やクラウド間連携の強化、専門的な技術サポート体制の確立などが重要になってくるだろう。特にデータ転送時のパフォーマンスやセキュリティの最適化が求められる。

将来的には、AIやIoTの普及に伴うデータ量の増加に対応するため、より柔軟なスケーリングや高度なデータ分析基盤との連携が期待される。TOKAIコミュニケーションズには、顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援する総合的なソリューション提供者としての進化が求められているのだ。

参考サイト

  1. ^ 株式会社TOKAIコミュニケーションズ. 「TOKAIコミュニケーションズ、クラウドストレージ「Wasabi Hot Cloud Storage」への閉域接続サービスを開始 」. https://www.tokai-com.co.jp/news/pdf/2024/20241211.pdf, (参照 24-12-17).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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