太陽光発電設置検討者の54.4%が蓄電池も設置希望、停電対策のニーズが高まり普及拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社NEXERは太陽光発電の見積もり・価格比較サービス『エコ発』と共同で全国の男女894名を対象とした太陽光発電と蓄電池に関する調査結果を2024年12月16日に公開した。調査期間は2024年12月6日から12月11日までで、インターネット調査によって実施されたものだ。^[1]

調査結果によると自宅への太陽光発電設置を検討している回答者の54.4%が蓄電池も同時に設置したいと回答している。蓄電池設置を希望する主な理由として、災害時の電力確保や昼間の余剰電力の有効活用、光熱費の節約につながることが挙げられた。

一方で蓄電池設置に消極的な回答者からは、初期投資費用の高さやメンテナンスの手間、電力使用量や電気代に対する必要性の低さなどが理由として挙げられており、導入に向けた課題も浮き彫りになっている。

蓄電池システムとは、太陽光発電などで発電された電力を貯蔵し必要な時に使用できるようにする設備のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

太陽光発電との組み合わせにより、昼間の余剰電力を夜間や非常時に有効活用することが可能になる。蓄電池システムの導入によって、電力の自給自足率を高めることができ、電気代の節約や環境負荷の低減にも寄与するという特徴がある。

太陽光発電と蓄電池の組み合わせは、環境負荷の低減と防災対策の両面で大きな可能性を秘めている。特に近年の自然災害の増加により、家庭用の非常用電源としての需要が高まっており、今後さらなる普及が期待されるだろう。

一方で初期投資の高さやメンテナンスの手間が導入の障壁となっているため、補助金制度の拡充や維持管理サービスの充実が求められる。蓄電池技術の進化による価格低下や性能向上が実現すれば、より多くの家庭での導入が進むだろう。

今後は蓄電池の長寿命化やリサイクル体制の整備など、環境への配慮も重要な課題となる。再生可能エネルギーの主力電源化に向けて、蓄電池システムの技術革新と普及促進が鍵を握るのだ。

^ PR TIMES. 「【太陽光発電設置するなら蓄電池は？】蓄電池も設置したい78.3％が「停電時の非常用電源として活用したい」 | 株式会社NEXERのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001451.000044800.html, (参照 24-12-19).

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