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日立システムズがSCM企業間連携サービスを提供開始、サプライチェーン全体のDX推進と企業間データ共有を実現へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 日立システムズがSCM企業間連携サービスを提供開始
  • 企業間でデータ共有しサプライチェーン全体のDXを推進
  • 適切な在庫調整と需要に基づく生産計画が可能に

日立システムズがSCM企業間連携サービスで企業間データ共有を実現

株式会社日立システムズは企業のDX推進を阻むデータのサイロ化を解消するため、サプライチェーン全体でのDX推進が可能なSCM企業間連携サービスを2024年12月16日に提供開始すると発表した。このサービスは小売業や製造業などの企業間で販売実績や在庫、物流などのデータを共有することで、データの見える化を実現するものだ。[1]

本サービスの基盤にはOracle Cloud Infrastructureが採用されており、企業間で保有している各種データの共有を実現し、複数のシステムにまたがる情報を一元管理することが可能になっている。共有されたデータはアクセス制御の範囲内でサプライチェーン上の各企業がリアルタイムで参照できるようになった。

本サービスの運用費用は月額20万円からと低価格に設定されており、中堅・中小企業でも比較的導入の検討がしやすい価格帯となっている。日立システムズはこのサービスの拡販に努め、2027年度までに累計10億円の売上を目指すことを表明した。

SCM企業間連携サービスの特徴まとめ

項目 詳細
対象業種 小売業、卸売業、製造業、物流業
主な機能 データ参照、需要予測、生産計画
導入効果 残業時間年間約930時間削減、廃棄ロス年間約30%削減
料金体系 初期費用:個別見積もり、月額費用:20万円~
売上目標 2027年度までに累計10億円

サイロ化について

サイロ化とは、業務プロセスや業務アプリケーション、各種システムが孤立し、情報が連携されていない様子を指す用語である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • データや情報が部門や組織間で共有されない状態
  • 業務効率の低下や重複作業の発生原因となる
  • デジタルトランスフォーメーション推進の阻害要因となる

日立システムズのSCM企業間連携サービスでは、このサイロ化を解消するためにOracle Cloud Infrastructureを活用し、企業間でのデータ共有を実現している。各企業が保有するデータをリアルタイムで共有することで、サプライチェーン全体の効率化とDX推進を支援することが可能になるだろう。

参考サイト

  1. ^ 株式会社日立システムズ. 「サプライチェーン全体でのDX推進を支援する低価格な「SCM企業間連携サービス」を提供開始:ニュースリリース:2024年:株式会社日立システムズ」. https://www.hitachi-systems.com/news/2024/20241216.html, (参照 24-12-17).
  2. Oracle. https://www.oracle.com/jp/

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