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公開：2024-12-20

クリプトンがWaveaの音楽制作ソフトFliteの取扱いを開始、無料PLAYモードとCREATEモードで幅広いクリエイターの創造性を支援

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• クリプトンがWaveaの音楽制作ソフトの取扱いを開始
• プリセット演奏可能な無料PLAYモードを提供
• サンプラーとしての機能をフル活用できるCREATEモードを提供

Waveaの音楽制作ソフトウェアFliteがSOUNDWIREで配信開始

クリプトン・フューチャー・メディア株式会社は、デジタルクリエイター向けダウンロードストアSOUNDWIREにおいて、2024年11月19日よりWaveaの音楽制作ソフトウェアの取り扱いを開始した。WaveaはSharooz Raoofi氏が代表を務めるグローバル企業で、音楽プロデューサーとしての経験を活かした革新的な音楽制作ツールを提供している。^[1]

WaveaのローンチタイトルとなるFliteは、シンセエンジンを搭載したマルチサンプラーとして展開される。プリセットの読み込みと演奏のみ可能なPLAYモードは無料で利用でき、約2.5GBのライブラリと200種類以上のプリセットが同梱されている。CREATEモードはライセンス購入後に使用可能となっている。

Fliteは4基のサンプラーと3基のオシレーターを中心としたシンセエンジンを搭載し、LFO、エンベロープ、フィルター、エフェクト、シーケンサーなどの機能を備えている。さらに8基のマクロノブにパラメーターをアサインすることで、プレイアビリティを向上させることが可能だ。

Fliteの機能まとめ

Fliteの詳細はこちら

マルチサンプラーについて

マルチサンプラーとは、複数の音声サンプルを管理・再生できる音楽制作ツールのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 複数の音源を同時に制御可能なサンプリング機能
• 音程やベロシティによる音色の切り替えが可能
• エフェクトやフィルターによる音声加工機能を搭載

Fliteのマルチサンプラーは、4基のサンプラーと3基のオシレーターを組み合わせることで、複雑な音作りを可能にしている。シンセエンジンと組み合わせることで、サンプルベースの音楽制作における創造性を大きく広げることができるだろう。

Fliteに関する考察

Fliteが無料のPLAYモードを提供することは、音楽制作ソフトウェアの普及において重要な意味を持つ。初心者がコストを気にせずに音楽制作を始められる環境を整えることで、クリエイターの裾野を広げることができるだろう。CREATEモードへのアップグレードパスを用意することで、段階的な機能拡張も可能となっている。

今後の課題として、プリセットの種類や拡張音源の充実が求められる。音楽制作の幅を広げるためには、より多様なジャンルやスタイルに対応したサウンドライブラリの拡充が必要不可欠だ。ユーザーコミュニティの活性化により、プリセットの共有や交換が活発になることも期待される。

将来的には、AIを活用した音声生成や編集機能の追加も検討に値するだろう。機械学習技術の進歩により、より直感的な音作りや、これまでにない斬新なサウンドデザインが可能になる可能性がある。音楽制作の democratization を目指すFliteの今後の展開から目が離せない。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「オリジナルの楽器ソフトウェアを構築できるプラットフォームでクリエイターの創造力を刺激する「Wavea」の取扱いを開始！ | クリプトン・フューチャー・メディア株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000431.000052709.html, (参照 24-12-20).

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