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公開：2024-12-16

小樽市・北洋銀行・Sustechが脱炭素化支援プラットフォームCARBONIXを活用した連携協定を締結、地域の温室効果ガス排出量削減に向けた取り組みを本格化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 小樽市・北洋銀行・Sustechが連携協定を締結
• 脱炭素化支援プラットフォームCARBONIXを活用
• 小樽市域の地域脱炭素社会の実現を目指す

小樽市・北洋銀行・Sustechが脱炭素化に向けた連携協定を締結

小樽市と北洋銀行、株式会社Sustechは2024年12月13日に脱炭素化支援プラットフォームCARBONIXを活用した連携協定書を締結した。小樽市は2021年5月に2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ小樽市」を表明しており、今回の連携協定によって具体的な取り組みを促進する体制が整備された。^[1]

連携協定では市域企業の温室効果ガス排出量の可視化を通じて脱炭素化を推進し、北洋銀行のネットワークとSustechの脱炭素化支援のノウハウを活用した協業により地域脱炭素社会の実現を目指すことになった。地域を支える中小企業の脱炭素化に向けた意欲を喚起し、具体的な取り組みを促進していく必要性が高まっている。

CARBONIXは企業のGHG排出量算定をクラウド上で行うことができるプラットフォームであり、企業活動およびサプライチェーン全体における膨大なデータの収集・分析が可能である。TCFD提言に則したGHG排出量の算定や排出量削減目標の設計から進捗管理まで一気通貫で実施することができるようになった。

連携協定の概要

CARBONIXの詳細はこちら

GHGについて

GHGとは「Greenhouse Gas（温室効果ガス）」の略称で、地球温暖化の原因となる大気中のガス状物質のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 太陽からの熱を地球に閉じ込める温室効果をもたらす
• 二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素などが代表的
• 産業活動や日常生活による排出が気候変動の主要因

CARBONIXはGHG排出量の算定をクラウド上で効率的に行うことができるプラットフォームとして開発された。企業活動やサプライチェーン全体のGHG排出量を可視化し、削減目標の設計から進捗管理まで一貫して実施することが可能である。

小樽市・北洋銀行・Sustechの連携協定に関する考察

地方自治体と地域金融機関、テクノロジー企業の3者が連携して脱炭素化を推進する取り組みは、それぞれの強みを活かした効果的なアプローチとなる可能性が高い。特に中小企業にとってはリソースや資金面での課題が大きく、今回の連携によって具体的な支援体制が整備されることは重要な一歩となるだろう。

今後の課題として、CARBONIXを活用した排出量の可視化から具体的な削減施策の実行までの道筋を示していく必要がある。企業の規模や業種によって取り組むべき施策は異なるため、きめ細かなサポート体制の構築が求められるだろう。

また、脱炭素化の取り組みを地域経済の活性化につなげていく視点も重要となる。北洋銀行のネットワークを活用した新たなビジネス機会の創出や、Sustechのテクノロジーを活用したイノベーションの促進など、総合的な地域発展につながることが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「小樽市・北洋銀行とSustech、「CARBONIX」を活用し、小樽市内の地域脱炭素社会の実現に向けた連携協定書を締結 | 株式会社Sustechのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000092942.html, (参照 24-12-16).

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