デザイン

DESIGN

公開：2024-12-16

マツダCX-80のメルティングカッパーメタリックがオートカラーアウォード2024でグランプリ、カラーデザインの新たな可能性を提示

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• オートカラーアウォード2024でMAZDA CX-80のメルティングカッパーメタリックがグランプリ
• スズキスイフトのクールイエローメタリックが特別賞を受賞
• 日本流行色協会主催の26回目となる顕彰制度で10候補から選出

オートカラーアウォード2024の受賞作品とその特徴

日本流行色協会は2024年12月13日から14日にかけて、優れたモビリティのカラーデザインを顕彰する制度「オートカラーアウォード2024」を東京国際交流館プラザ平成で開催した。マツダのMAZDA CX-80のメルティングカッパーメタリックが高級感と豊かさを兼ね備えたカラーデザインでグランプリに輝いている。^[1]

マツダのデザインチームは滑らかなボディサイドから溶けるような金属をイメージし、華やかさを感じさせる銅をモチーフにカラーを開発した。デザイナーとペインターの共創により洗練された柔らかな光を持つ銅色を実現し、インテリアには艶をコントロールした黒基調の素材を採用することで力強さを表現している。

スズキスイフトのクールイエローメタリックとガンメタリック2トーンルーフの組み合わせが特別賞を受賞した。次世代に向けた新しいスポーティ表現として、未来的かつ健康的なエネルギッシュさと軽やかさを表現し、ブラックとライトグレーの2トーン内装で新しい樹脂表現を実現している。

オートカラーアウォード2024の受賞作品まとめ

オートカラーアウォード2024の詳細はこちら

カラーデザインについて

カラーデザインとは、色彩を通じて製品やブランドの価値を高める専門的なデザイン分野のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 色の選択と組み合わせによる視覚的効果の創出
• 製品の特性や用途に合わせた色彩計画の立案
• 素材や光の反射などを考慮した総合的なデザイン

オートカラーアウォードでは、モビリティのカラーデザインにおける企画力や形との調和を含む内外装すべてのカラーデザインの美しさが評価される。デザイナーやペインターなど複数の専門家が協力し、素材や光の反射を考慮しながら色彩表現を追求することで、高い完成度を実現している。

オートカラーアウォード2024に関する考察

マツダCX-80のメルティングカッパーメタリックは、デザイナーとペインターの共創による新しい表現方法を確立した点が高く評価できる。カラーデザインにおいて異なる専門性を持つ担当者間の密接な連携が実現されており、今後の自動車業界におけるカラーデザイン開発の新たな指針となる可能性が高いだろう。

スズキスイフトのクールイエローメタリックは、従来のスポーティさの概念を覆す新しい表現方法を提示している。環境への配慮や持続可能性への意識が高まる中、エネルギッシュさと軽やかさを両立させた新しいデザイン言語の確立は、今後のモビリティデザインの方向性を示唆しているものと考えられる。

今後のモビリティカラーデザインでは、単なる見た目の美しさだけでなく、ブランドアイデンティティや環境配慮、機能性などの要素を総合的に考慮したアプローチがより重要になるだろう。特に電動化が進む中、新しい駆動システムに合わせた革新的なカラーデザインの開発が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「モビリティのカラーデザインコンテスト「オートカラーアウォード2024」グランプリは、マツダ株式会社「MAZDA CX-80」のメルティングカッパーメタリックに決定！ | 一般社団法人 日本流行色協会のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000036780.html, (参照 24-12-16).

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