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公開：2024-12-20

西京銀行がnCinoのクラウド型統合プラットフォームを導入、住宅ローン業務の完全オンライン化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 西京銀行がnCinoのクラウド型統合プラットフォームを本格稼働
• 住宅ローンの手続きが完全オンライン化
• 業務効率化と顧客利便性の向上を実現

nCinoのクラウドバンキングプラットフォームが西京銀行で稼働開始

nCino株式会社は2024年12月19日、西京銀行がnCinoのクラウド型銀行業務統合プラットフォームの導入を完了し本格稼働を開始したことを発表した。西京銀行の住宅ローン業務においてプロセス毎に分断されていたシステムや業務を統合し、受付から実行までの一連の業務プロセスをオンライン上で完結できるようになっている。^[1]

西京銀行は長期ビジョンとして地域に根差した中小小規模事業者と個人顧客のための銀行を掲げており、人口減少や高齢化が進展する地域経済への貢献を目指している。住宅ローン領域は堅調に件数を伸ばしており、行員の時間をより高付加価値業務へシフトするためにもシステム統合が重要な課題となっていた。

プラットフォームの導入では標準仕様に合わせて業務を見直し、カスタマイズを極力排除することで6ヵ月という短期間での導入を実現している。さらに株式会社ポラリファイのeKYCサービスとドキュサインの電子署名ソリューションを連携させることで、ローン手続きの完全非対面化を可能にした。

nCinoプラットフォームの主な機能まとめ

nCinoの詳細はこちら

クラウド型統合プラットフォームについて

クラウド型統合プラットフォームとは、複数の業務システムやサービスをクラウド上で統合し、一元管理を可能にするシステム基盤のことである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• システム間のシームレスな連携が可能
• 導入や更新が容易で運用コストを削減
• 場所を問わずアクセスでき業務効率が向上

nCinoのクラウド型統合プラットフォームは、世界1,850以上の金融機関に導入されており、銀行業務のデジタルトランスフォーメーションを支援している。金融機関の収益拡大、真の効率化、コスト削減、規制対応を実現する拡張性の高い統合型プラットフォームとして評価を得ている。

nCinoのクラウド型統合プラットフォームに関する考察

nCinoのプラットフォームは標準仕様を活用することで短期導入を実現し、継続的な機能改善も可能にしている点が評価できる。一方で業務プロセスの見直しや人材育成、内製化チームの組成など、組織的な変革も必要となるため、導入後の運用体制の整備が課題となるだろう。

今後は人工知能やブロックチェーンなど先端技術との連携により、与信審査の高度化やスマートコントラクトの活用など新たな可能性が広がることが期待される。特に地方銀行における業務効率化と顧客サービス向上の両立において、クラウド型統合プラットフォームの重要性は一層高まるのではないだろうか。

また金融機関のデジタルトランスフォーメーションにおいて、セキュリティとコンプライアンスへの対応も重要な課題となっている。nCinoには規制対応機能の強化や、より柔軟なカスタマイズ機能の提供など、各金融機関の固有のニーズに応える進化を期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「西京銀行、nCinoのクラウド型統合銀行業務プラットフォームを本格稼働 | nCino株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000052966.html, (参照 24-12-20).

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