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【CVE-2024-54036】Adobe Connect 12.6以前のバージョンでXSS脆弱性が発見、不正スクリプト実行のリスクに警戒

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Adobe Connectに深刻なXSS脆弱性が発見
  • Adobe Connect 12.6以前のバージョンが影響を受ける
  • 悪意のあるスクリプトが実行される可能性

Adobe Connect 12.6以前のバージョンでXSS脆弱性が発見

Adobe Systemsは2024年12月10日、Adobe Connectの複数のバージョンにおいて深刻な格納型XSS(Cross-Site Scripting)の脆弱性が発見されたことを発表した。この脆弱性はCVE-2024-54036として識別されており、Adobe Connect 12.6、11.4.7およびそれ以前のバージョンに影響を与えることが判明している。[1]

脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で8.2(HIGH)と評価されており、悪意のある攻撃者が脆弱なフォームフィールドに不正なスクリプトを挿入できる可能性が指摘されている。この脆弱性を悪用された場合、ユーザーが該当ページを閲覧した際に悪意のあるJavaScriptが実行される恐れがあるという。

本脆弱性は、攻撃元区分がネットワーク、攻撃条件の複雑さが低く、特権レベルは不要だが利用者の関与が必要とされている。影響範囲は変更があり、機密性への影響が高く、整合性への影響が低いとされており、可用性への影響は確認されていない。

Adobe Connectの脆弱性情報まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-54036
影響を受けるバージョン Adobe Connect 12.6、11.4.7以前
脆弱性の種類 格納型XSS(Cross-Site Scripting)
深刻度(CVSS) 8.2(HIGH)
公開日 2024年12月10日
Adobe Connectのセキュリティ情報の詳細はこちら

格納型XSSについて

格納型XSS(Stored Cross-Site Scripting)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをサーバーに永続的に保存し、後にそのページを閲覧したユーザーの環境で実行される攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • サーバー側にスクリプトが保存され続ける
  • 複数のユーザーに影響を与える可能性がある
  • フォームやコメント機能などが主な攻撃対象となる

Adobe Connectで発見された格納型XSSの脆弱性は、攻撃者が特定のフォームフィールドに悪意のあるスクリプトを挿入することで、そのページを閲覧したユーザーのブラウザ上でスクリプトが実行される可能性がある。この脆弱性は特権レベルが不要であり攻撃条件の複雑さも低いため、早急な対応が推奨されている。

Adobe Connectの脆弱性に関する考察

Adobe Connectの格納型XSS脆弱性は、オンラインミーティングやウェビナーなどのリモートコミュニケーションツールとして広く利用されているプラットフォームに影響を与える重大な問題である。特に企業や教育機関での利用が多いAdobe Connectにおいて、この脆弱性は情報漏洩やセッションハイジャックなどのリスクを引き起こす可能性があるだろう。

今後の課題として、Webアプリケーションのセキュリティ強化と、特にユーザー入力を処理するフォーム機能における入力値の適切なバリデーションが重要となってくる。また、定期的なセキュリティ監査やペネトレーションテストの実施により、同様の脆弱性を早期に発見し対処することが望ましいだろう。

Adobe Connectの開発チームには、今回のような脆弱性を防ぐためのセキュリティ対策の強化が期待される。特にXSSのような一般的な攻撃に対する防御機能の実装や、ユーザー入力を処理する際のセキュリティチェックの徹底が求められるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-54036 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-54036, (参照 24-12-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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