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SECURITY

公開：2024-12-26

NTTセキュリティ・ジャパンが短期間OTセキュリティ評価サービスを開始、1.5ヶ月での工場セキュリティ診断が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NTTセキュリティ・ジャパンがOTセキュリティアセスメントQuickを発表
• 1.5ヶ月で工場のセキュリティ状況を評価可能に
• Web問診から報告会まで5ステップで実施

NTTセキュリティ・ジャパンのOTセキュリティアセスメントQuick

NTTセキュリティ・ジャパン株式会社は工場のセキュリティ状況を短期間で評価できるアセスメントサービス「OTセキュリティ アセスメントQuick」を2024年12月24日にリリースした。経済産業省発行の「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」や各種フレームワークを参照し、包括的なアセスメントを実施できるようになっている。^[1]

OTセキュリティ アセスメントQuickは通常数か月かかることが多いアセスメントプロセスを独自のアプローチにより1.5か月で完了することが可能だ。製造業やインフラ分野を中心とした企業にとって、OTシステムのセキュリティ強化が急務となっている現状に対応している。

アセスメントQuickはWeb問診による自己診断から始まり、報告書作成、報告会まで5つのステップでスピーディーにアセスメントを実施することができる。企業は専門のコンサルタントによる丁寧なヒアリングと5段階評価による報告書を通じて、迅速にセキュリティ課題を把握し、早期の対策を講じることが可能になるだろう。

OTセキュリティアセスメントQuickの特徴まとめ

OTセキュリティアセスメントQuickの詳細はこちら

OTシステムについて

OTシステムとは工場や設備などの制御・運用技術を指す総称であり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 製造ラインや工場設備の制御・監視を行うシステム
• 24時間365日の安定稼働が求められる重要インフラ
• システム停止が事業継続に直接影響を与える可能性

近年、製造業やインフラ分野におけるOTシステムへのサイバー攻撃が増加傾向にあり、セキュリティ対策の重要性が高まっている。NTTセキュリティ・ジャパンのOTセキュリティアセスメントQuickは、短期間でOTシステムのセキュリティ状況を評価し、迅速な対策立案を可能にするサービスとなっている。

OTセキュリティアセスメントQuickに関する考察

OTセキュリティアセスメントQuickは従来数か月を要していたアセスメントプロセスを1.5か月に短縮することで、企業のセキュリティ対策の意思決定スピードを向上させる効果が期待できる。特に製造業やインフラ分野では、セキュリティインシデントが事業継続に直結するため、迅速な対応が求められているのだ。

一方で、アセスメント期間の短縮化によって見落としが発生するリスクも考えられる。この課題に対しては、Web問診と専門コンサルタントによるヒアリングを組み合わせることで、効率性と網羅性のバランスを取ることが重要になるだろう。セキュリティ対策の優先順位付けにも注力が必要である。

今後の課題としては、OTシステムの複雑化に伴うアセスメント項目の拡大が挙げられる。IoTデバイスの増加やクラウド連携の進展により、新たなセキュリティリスクが発生する可能性が高い。アセスメント内容を継続的にアップデートしつつ、短期間での評価という特徴を維持することが求められるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「アセスメント期間1.5ヶ月「OTセキュリティ アセスメントQuick」のサービスを開始 | NTTセキュリティ・ジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000125765.html, (参照 24-12-26).
2. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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