セキュリティ

SECURITY

公開：2024-12-26

RightTouchがISO/IEC27001:2022認証を取得、プレイドグループ全体のセキュリティ体制が強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• RightTouchがISO/IEC27001:2022の認証を取得
• プレイドグループ全体での情報セキュリティ体制を強化
• カスタマーサポート領域のサービス提供における信頼性向上

RightTouchのISMS認証取得によるセキュリティ体制の強化

株式会社RightTouchは、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO/IEC27001:2022 / JISQ27001:2023の認証を2024年3月11日に取得した。親会社である株式会社プレイドの登録範囲へRightTouchが追加され、カスタマーサポート領域におけるSaaS提供のセキュリティ体制が国際標準規格に適合したことが第三者機関によって認められている。^[1]

認証の適用範囲には、カスタマーサポートサービスの企画・開発・運用・保守、およびカスタマーサポートに特化したWebメディアの企画・開発・運用・保守が含まれている。BSIグループジャパン株式会社による認証により、RightTouchの情報セキュリティ管理体制の信頼性が大幅に向上した。

RightTouchは、プレイドグループの一員として2021年10月に設立され、RightSupport by KARTEやRightConnect by KARTEなどのカスタマーサポート向けソリューションを提供している。今回のISMS認証取得により、顧客データの保護と安全な運用体制の確立が更に強化されることになった。

ISMS認証取得の概要まとめ

情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）について

情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）とは、組織の情報資産を様々な脅威から保護し、リスクを軽減するための総合的な管理の仕組みを指す。以下のような特徴を持つ国際的な規格となっている。

• 情報の機密性・完全性・可用性を総合的に管理
• 組織的な情報セキュリティ対策の枠組みを提供
• 継続的な改善プロセスによるセキュリティレベルの向上

ISMSは2005年にISO/IEC 27001として国際規格化され、その後も定期的な更新が行われている。現在のISO/IEC27001:2022は、デジタル化が進む現代のビジネス環境に対応した最新の要求事項を含んでおり、組織の情報セキュリティ管理体制の国際的な評価基準として広く採用されている。

RightTouchのISMS認証取得に関する考察

RightTouchのISMS認証取得は、顧客データの保護とセキュリティ管理体制の強化において重要な一歩となっている。特にカスタマーサポート領域では、顧客の個人情報や問い合わせ履歴など機密性の高いデータを扱うため、国際規格に準拠した管理体制の確立は、サービスの信頼性向上に大きく寄与するだろう。

今後の課題として、急速に進化するサイバー攻撃への対応や、AIなど新技術導入に伴うセキュリティリスクの管理が挙げられる。これらの課題に対しては、継続的な従業員教育や、セキュリティ対策の定期的な見直しによって対応することが重要である。

また、グループ全体でのセキュリティ統制の強化も期待される。プレイドグループ内での情報セキュリティに関するベストプラクティスの共有や、グループ横断的なインシデント対応体制の整備など、さらなる発展が見込まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「RightTouch、情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）に関する国際規格「ISO/IEC27001:2022 / JISQ27001:2023」の認証を取得 | 株式会社RightTouchのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000098678.html, (参照 24-12-26).

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