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QuantumCoreが独自開発のエッジAIデバイスVADQoreシリーズを正式リリース、タブレット連携機能で現場での異常検知がより簡単に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

QuantumCoreが独自開発のエッジAIデバイスVADQoreシリーズを正式リリース、タブレット連携機能で現場での異常検知がより簡単に

PR TIMES より


記事の要約

  • QuantumCoreがエッジAI製品VADQoreシリーズを正式リリース
  • タブレット連携機能を新たにオプション対応として追加
  • 物流・製造業6社で実導入され異常検知システムを展開

リザバーコンピューティング技術を活用したVADQoreシリーズ

株式会社QuantumCoreは物理学由来のリザバーコンピューティング技術を活用したエッジAI製品VADQoreシリーズを2025年1月6日に正式リリースした。VADQoreシリーズは大手物流企業や製造業を中心に6社で実導入されており、少量データをエッジ上でリアルタイム学習できる独自開発の多変量時系列処理ソリューションとして高い評価を得ている。[1]

クラウドレスでのAI学習・推論を実現するスタンドアロン型エッジAIデバイスとして、わずか数秒の正常データから異常を捉えるAIモデルを自動生成することが可能である。通信環境を選ばずに迅速な導入が可能で、異常検知のハードルを大幅に下げることに成功している。

タブレット連携機能としてBLE通信を介して専用ダッシュボードVADQore Viewに接続することが可能で、リアルタイムの振動データ可視化や異常アラートのモニタリングを直感的に行うことができる。SDカードによるファームウェア更新やカスタマイズ開発にも柔軟に対応しており、幅広い実装シーンをカバーしている。

VADQoreシリーズの製品ラインナップまとめ

VADQore VADQore Sense
価格 198,000円(税別) 99,000円(税別)
特徴 バッテリー内蔵、液晶ディスプレイ搭載 超小型、ディスプレイ非搭載、バッテリー非搭載
学習モード 正常・異常データ両方に対応 LEDランプでの異常通知に特化
製品の詳細はこちら

リザバーコンピューティングについて

リザバーコンピューティングとは、物理学に基づく革新的な計算手法であり、少量のデータでも効率的な学習が可能な特徴を持つ技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 少量データでの高速学習が可能
  • エッジデバイス上での処理に適している
  • リアルタイムでの異常検知が実現可能

リザバーコンピューティングを活用したVADQoreシリーズは、東京大学の池上高志教授と公立はこだて未来大学の香取勇一准教授をリサーチアドバイザに迎え開発されている。環境変化に柔軟に適応できるAIモデルをエッジ側でリアルタイム生成することで、ビッグデータに依存しない次世代のAIを実現している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「「VADQore」シリーズを正式リリース:超高速エッジAIがタブレット連携対応でさらなる進化 | 株式会社QuantumCoreのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000039630.html, (参照 25-01-06).

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