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公開：2025-01-10

山口県田布施町がスマート公共ラボ電子申請を導入、住民の行政手続きがLINEで完結可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 山口県田布施町がLINE公式アカウントで電子申請を開始
• スマート公共ラボ電子申請で行政手続きがLINEで完結
• マイナンバーカードとLINEで本人確認と電子署名が可能

山口県田布施町のスマート公共ラボ電子申請の開始

プレイネクストラボ株式会社はDMM.comと協力し、山口県田布施町のLINE公式アカウントで「スマート公共ラボ 電子申請」を2025年1月7日より開始した。田布施町LINE公式アカウントでは「田布施川桜まつりロードレース大会」の申請手続きがLINEのリッチメニューからチャットボット形式で可能になり、住民の利便性が向上している。^[1]

新サービスでは住民票の写しや戸籍謄本・抄本、各種税証明の交付といった従来は役所窓口で行っていた手続きがLINE上で完結できるようになった。マイナンバーカードをLINEにかざすことで本人確認と電子署名が可能になり、専用デバイスや専用アプリが不要になっている。

さらにクレジットカードや電子マネーなど多様な決済手段に対応しており、交付料や送料などの支払いもLINE上でスムーズに行えるようになった。LINE Pay株式会社が提供する「LINE Pay 公的個人認証サービス」を採用することで、セキュアな本人確認の仕組みを実現している。

スマート公共ラボ電子申請の機能まとめ

スマート公共ラボ導入先一覧はこちら

公的個人認証サービスについて

公的個人認証サービスとは、オンラインで本人確認を行うための電子証明書を提供する公的なサービスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を使用
• 行政手続きやインターネットバンキングなどで本人確認に利用可能
• デジタル社会における信頼性の高い本人確認手段として機能

LINE Pay公的個人認証サービスでは、マイナンバーカードとLINEを連携させることで、行政手続きにおける本人確認と電子署名をスマートフォン上で完結できるようになった。マイナンバーカードの交付率が全国的に上昇傾向にある中、LINEの高い普及率と組み合わせることで、より多くの住民がデジタル化された行政サービスを利用できる環境が整備されている。

スマート公共ラボ電子申請に関する考察

スマート公共ラボ電子申請のLINE公式アカウントへの導入は、行政のデジタル化を加速させる重要な一歩となっている。マイナンバーカードとLINEという既存インフラを活用することで、新たなデバイスやアプリのインストールが不要になり、住民の負担を最小限に抑えながら行政サービスのデジタル化を実現できる点が高く評価できるだろう。

今後の課題として、高齢者や通信環境が整っていない地域の住民へのサポート体制の整備が必要になってくる。オンライン手続きに不慣れな住民向けの講習会の開催や、従来の窓口サービスとの併用期間の設定など、きめ細かな対応が求められるだろう。

将来的には、税金の納付や各種補助金の申請など、より多くの行政手続きへの対応拡大が期待される。マイナンバーカードの普及率向上と相まって、行政のデジタルトランスフォーメーションがさらに進展することで、住民の利便性向上と行政コストの削減が実現できるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【山口県田布施町】「スマート公共ラボ 電子申請」がスタート！ | プレイネクストラボ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000028653.html, (参照 25-01-10).

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