【CVE-2024-54266】WordPress用プラグインImageRecycle pdf & image compressionにXSS脆弱性、バージョン3.1.16以前が影響
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記事の要約
- ImageRecycle pdf & image compressionにXSS脆弱性
- バージョン3.1.16以前が影響を受ける深刻な脆弱性
- CVSSスコア7.1のハイリスク脆弱性として評価
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WordPress用プラグインImageRecycle pdf & image compressionのXSS脆弱性
ImageRecycle社は、WordPress用プラグインImageRecycle pdf & image compressionのバージョン3.1.16以前に、反射型クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在することを2024年12月13日に公開した。この脆弱性は【CVE-2024-54266】として識別されており、不適切なWeb入力の中和化処理に起因する問題として報告されている。[1]
本脆弱性はCVSSスコア7.1のハイリスクと評価されており、ネットワークからの攻撃が可能で攻撃の複雑さは低いとされている。攻撃には特権は不要だがユーザーの関与が必要となり、機密性・整合性・可用性のいずれにも一定の影響が及ぶ可能性があるだろう。
対策としてバージョン3.1.17へのアップデートが提供されており、Patchstack Allianceのthiennv氏によって脆弱性が発見された。本脆弱性はCWE-79に分類されており、CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:Lのベクトル文字列が割り当てられている。
ImageRecycle pdf & image compressionの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-54266 |
影響を受けるバージョン | 3.1.16以前 |
脆弱性のタイプ | 反射型クロスサイトスクリプティング(XSS) |
CVSSスコア | 7.1(High) |
対策バージョン | 3.1.17 |
発見者 | thiennv(Patchstack Alliance) |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションにおける代表的な脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行可能
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性がある
反射型XSSは特に深刻な脆弱性の一つとされており、ユーザーの入力値がそのままレスポンスに反映される場合に発生する。ImageRecycle pdf & image compressionの脆弱性もこの反射型XSSに分類されており、攻撃者がユーザーを悪意のあるURLに誘導することで、クロスサイトスクリプティング攻撃が可能になると考えられる。
ImageRecycle pdf & image compressionの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト運営者にとって常に重大な懸念事項となっており、特にXSS脆弱性は攻撃者によって悪用されやすい問題として知られている。ImageRecycle pdf & image compressionの場合、CVSSスコア7.1という高い深刻度が示すように、攻撃の成功により重要な情報が漏洩するリスクが存在するため、早急な対応が必要となるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者はユーザー入力値の適切なサニタイズ処理の実装や、セキュリティテストの強化が求められる。特にWordPressの広範な普及を考慮すると、プラグインのセキュリティ品質向上は喫緊の課題となっており、開発段階からのセキュリティ対策の徹底が重要になってくるはずだ。
また、サイト運営者側もプラグインの更新管理をより厳密に行う必要性が高まっている。WordPressのエコシステムにおいて、プラグインの脆弱性は常にセキュリティリスクとなり得るため、定期的な更新確認と迅速なパッチ適用のプロセスを確立することが望まれるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE-2024-54266 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-54266, (参照 25-01-11).
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