YanekaraがEV充電コントローラーYaneCubeを柏市に導入、工事不要で16台のEV充電インフラを整備
PR TIMES より
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記事の要約
- YanekaraがYaneCubeを柏市の公用車EV16台に導入
- 工事不要のEV充電コントローラーで充電インフラを整備
- キュービクルフリーで導入コスト削減を実現
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YaneCubeによる柏市のEV充電インフラ整備
株式会社Yanekaraは、独自開発したEV充電コントローラー「YaneCube」を千葉県柏市の公用車向けに16個導入したことを2025年1月9日に発表した。柏市は2030年度までに全公用車の電動化を目指しており、2024年度には分庁舎駐車場にEV16台分の充電設備を設置している。[1]
従来14台以上の充電インフラを単一敷地内に整備する場合、高圧受電設備の導入に数百万円の初期費用が必要となっていた。YaneCubeは輪番充電制御により低圧受電の契約容量範囲内でEV充電を可能とし、キュービクルフリーを実現することで導入コストの大幅な削減を実現した。
柏市では特例需要場所制度を活用し、施設内部の分電盤から駐車場への配線コストを回避している。YaneCubeはクラウドベースの制御により、上限値制御やスケジュール制御に加え、将来的には電力市場価格に連動した制御にも対応可能となっている。
YaneCubeの特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
導入場所 | 柏市役所分庁舎駐車場 |
設置台数 | 16台 |
主な機能 | 輪番充電制御、上限値制御、スケジュール制御 |
特徴 | 電気工事不要、クラウド制御、低圧受電での運用可能 |
将来機能 | 電力市場価格連動制御、デマンドサイドレスポンス対応 |
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キュービクルフリーについて
キュービクルフリーとは、高圧受電設備(キュービクル)を導入せずにEV充電設備を運用できる方式のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 低圧受電の契約容量範囲内での充電設備運用が可能
- 高額な初期費用の削減によるコストメリット
- 輪番充電制御による効率的な電力利用の実現
柏市のケースでは、YaneCubeによる充電制御とキュービクルフリー方式の採用により、16台のEV充電設備を効率的に運用することが可能となった。特例需要場所制度と組み合わせることで、施設からの配線工事費用も削減でき、導入コストの最小化を実現している。
YaneCubeを活用したEV充電インフラ整備に関する考察
YaneCubeの導入により、地方自治体におけるEV充電インフラ整備の大きな課題であった初期費用の問題が解決される可能性が高まった。電気工事不要での設置が可能な点は、既存施設への導入障壁を大幅に下げ、自治体のEV化計画を加速させる要因となるだろう。
今後の課題として、多数のEVを同時に充電する必要がある場合の運用方法の最適化が挙げられる。輪番充電制御の効率性向上や、緊急車両などの優先度設定機能の追加が望まれる。市場価格連動制御の実装により、電力需給の安定化とコスト削減の両立も期待できるだろう。
将来的には、YaneCubeによる充電制御データの蓄積と分析により、より効率的なEV運用が可能になると考えられる。充電パターンの最適化や電力需要の予測精度向上により、自治体のEV導入がさらに促進されることを期待したい。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「Yanekara、柏市の公用車EV16台に工事不要EV充電コントローラYaneCubeを導入し、「キュービクルフリー」を実現 | 株式会社Yanekaraのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000067381.html, (参照 25-01-11).
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