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公開：2025-01-22

SKTがDASUNG製電子ペーパーモニター2機種を発売、大型据置型とモバイル型で多様な需要に対応

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SKTがDASUNG製電子ペーパーモニター2機種を1月21日発売
• 25.3型モデルは33Hzリフレッシュと自動ゴースト除去機能を搭載
• 13.3型モバイルモデルは580gの軽量設計で40Hz対応

SKTが電子ペーパーモニター2機種を発売

SKTは2025年1月21日、DASUNG製電子ペーパーモニターの新製品2機種を発売する。25.3型の「DASUNG253C REVO」は3,200×1,800ドット解像度を備え、DASUNG独自の33Hzゴッドレベルハイリフレッシュ技術により従来の電子ペーパーでは困難だった動的コンテンツ表示を可能にした。自動ゴースト除去機能とX-Colorフィルター技術を組み合わせることで、長時間作業時の目の負担軽減と鮮明なカラー表示を両立している。^[1]

13.3型の「DASUNG133 REVO」は厚さ5.1mm・重量580gのモバイルモデルで、2,200×1,650ドットの高解像度表示が特徴だ。40Hzの高リフレッシュレートに対応し、タッチ操作機能を備えることで屋外でのビジネス利用や教育現場での活用が期待される。付属ケースとマルチインターフェースを採用し、ノートPCやスマートデバイスとの接続性を高めている。

価格設定では据置型のDASUNG253C REVOが29万8,000円前後、モバイル型のDASUNG133 REVOが14万8,000円前後を見込む。VESAマウント対応スタンドや調整用物理ボタンなど、専門職向けの機能を充実させつつ、消費電力の低さと紙のような視認性で一般ユーザーにも訴求する戦略だ。

DASUNG REVOシリーズ主要仕様比較

DASUNG X-Colorフィルターアルゴリズムについて

DASUNG X-Colorフィルターアルゴリズムは、電子ペーパー特有の制約を克服するために開発された独自技術だ。主な特徴として以下の3点が挙げられる。

• カラーフィルター層の光透過率を最適化しコントラスト比を向上
• 色再現領域を拡大しながら電力消費を抑制する階調制御技術
• 環境光センサー連動による自動色温度調整機能

従来のカラー電子ペーパーが抱えていた色あせや暗部表現の課題を解決し、オフィス文書の表示から動画コンテンツまで幅広い用途に対応。特にDASUNG253C REVOではこの技術を進化させ、黒文字の濃さを従来比150%向上させたことが特徴だ。

電子ペーパーモニター市場拡大に関する考察

DASUNGの新製品投入は、VDT作業者の眼精疲労問題に対する具体的な解決策を提示した点で意義が大きい。医療機関やコールセンターなど長時間の画面作業を必要とする職場環境において、従来の液晶モニターに代わる選択肢として期待される。特に自動ゴースト除去技術は、スクロール時の残像低減に効果的で、文書処理作業の効率向上に寄与するだろう。

一方で高価格帯設定が普及障壁となる可能性があり、企業向け一括導入やリース販売などの販売戦略が鍵を握る。消費税増税後の個人購買動向にも注視が必要で、教育機関向け補助金制度の活用やBtoBtoC展開が有効な対策と言える。中小企業向けにレンタルサービスを展開することで、初期導入コストのハードルを下げる方策も考えられる。

今後の技術開発では反射型ディスプレイの弱点である暗所視認性の改善が課題だ。フロントライトの調光精度向上や環境光連動アルゴリズムの進化に加え、マルチディスプレイ環境での色調統一機能など、プロユースに向けた高付加価値機能の追加が市場拡大に不可欠である。

参考サイト

1. ^ SKT株式会社. 「DASUNG Paperlike Color – SKT株式会社」. https://sktgroup.co.jp/dasung-paperlike-color/, (参照 25-01-22).

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