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ゲットワークスがSupermicro製液冷クーリングタワーを世界初導入、AIインフラ整備の促進へ向け本格始動

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ゲットワークスがSupermicro製液冷クーリングタワーを世界初導入、AIインフラ整備の促進へ向け本格始動

PR TIMES より


記事の要約

  • ゲットワークスが液冷クーリングタワーを世界初導入
  • 新潟県湯沢町のコンテナ型データセンターで本稼働開始
  • 液冷GPUサーバーの導入知見を企業のAIインフラ促進に活用

Supermicro製液冷クーリングタワーの導入でAIインフラが強化

株式会社ゲットワークスは、新潟県湯沢町のGXテクノロジーと共同運営するコンテナ型データセンター「湯沢GXデータセンター」へSupermicro製の液冷クーリングタワーを2024年12月末時点で世界初導入した。次世代GPUの性能を最大限に引き出すためには液冷対応が必須となっており、国内データセンター環境の整備が急務となっている状況である。[1]

液冷クーリングタワーに加え、Supermicro製の液冷GPUサーバーやCDU、シュナイダーエレクトリック製水冷式局所冷却空調機「Uniflair Chilled Water InRow Cooling」を組み合わせた環境を構築している。台湾から来訪したSupermicro社のエンジニアチームと連携し、大雪の年末年始にも関わらず作業を継続したことで2025年1月早々に本稼働を開始することができた。

ゲットワークスは2013年から完全自社設計・構築のコンテナ型データセンター事業を展開しており、2024年12月末時点で285台の構築実績を持つ。サーバー3,000台以上、GPU1万枚以上の設置・運用実績があり、今回の液冷環境の導入知見を活かしてパートナー企業とのAIインフラ促進に貢献していく方針である。

液冷環境構築の詳細

項目 詳細
導入設備 Supermicro製液冷クーリングタワー、液冷GPUサーバー、CDU
導入場所 湯沢GXデータセンター(新潟県湯沢町)
導入時期 2024年12月末
稼働開始 2025年1月早々
構築実績 コンテナ型データセンター285台(20ft:265台、40ft:20台)

液冷クーリングタワーについて

液冷クーリングタワーとは、サーバー機器の冷却に液体を使用する冷却装置のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 従来の空冷方式と比較して効率的な熱処理が可能
  • 高性能GPUの発熱に対応した冷却能力を実現
  • データセンターの電力消費を抑制しつつ高性能を維持

次世代GPUの性能を最大限に引き出すためには、従来の空冷環境では処理すべき熱量や冷却に必要な電力量などの課題が多く、実質的に液冷対応が必須となっている。国内IT基盤の拡充には、データセンターの液冷環境対応が重要な鍵を握っているのだ。

液冷GPUサーバー環境の導入に関する考察

ゲットワークスによる液冷クーリングタワーの世界初導入は、国内のAIインフラ整備における重要な一歩となる可能性が高い。特に高性能なGPUを必要とするAI処理において、液冷環境の構築ノウハウは極めて価値の高い資産となるはずだ。

しかし、液冷環境の導入には専門的な知識と経験が必要であり、多くの企業にとってはまだハードルが高い状況が続くと予想される。今後は液冷環境の標準化や導入支援体制の確立が重要な課題となるだろう。

GPUの高性能化が進む中、データセンターの冷却技術も更なる進化が求められている。液冷技術の普及により、より効率的で環境にも配慮したAIインフラの整備が進むことが期待される。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「ゲットワークス、コンテナ型データセンターへSupermicro製の液冷クーリングタワーを世界初導入し、液冷GPUサーバーシステムの本稼働を開始 | 株式会社ゲットワークスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000141706.html, (参照 25-01-23).

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