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NECがiStorage VシリーズにV310Fを追加、データ圧縮性能とセキュリティを強化し企業のDX推進をサポート

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

NECがiStorage VシリーズにV310Fを追加、データ圧縮性能とセキュリティを強化し企業のDX推進をサポート

PR TIMES より


記事の要約

  • NECがiStorage VシリーズにV310Fを追加
  • データ圧縮専用ハードウェアによる性能向上を実現
  • ランサムウェア対策などセキュリティ機能を強化

NECのiStorage V310Fが企業のDX推進を加速

NECは企業や自治体向けストレージ製品「iStorage Vシリーズ」の新製品として、データ圧縮専用ハードウェアを搭載した上位モデル「iStorage V310F」を2025年2月3日より販売開始した。現行機と比較してデータ重複排除・圧縮によるデータ削減量が約2倍に向上し、装置性能も約1.5倍に強化されている。[1]

新製品では64Gbps FCインターフェースへの対応やNVMe SDDに30TB/60TBの選択肢を新たに用意することで、大容量データ処理の対応力を強化した。RAID構成時に選択できる「Advanced Dynamic Provisioning」では、導入後も基本構成に対して1ドライブ単位で容量アップが可能になり、投資コストの効率化に貢献する。

セキュリティ面では、Snapshotにおいてランサムウェアや悪意のある第三者による不正操作からのデータ保護を強化するため、バックアップデータの更新や削除を防止できる「Secure Snap」を新たにサポートした。データ保護期間の設定により、ランサムウェア攻撃や不正操作が発生しても攻撃前のデータを復元することが可能となっている。

iStorage V310Fの主な機能まとめ

項目 詳細
データ圧縮性能 専用ハードウェアによりデータ削減量が約2倍に向上
装置性能 IOPSが約1.5倍に向上
ストレージ容量 NVMe SDDで30TB/60TBの選択肢を追加
RAID機能 導入後も1ドライブ単位での容量アップが可能
セキュリティ機能 Secure Snapによるバックアップデータの保護

RAIDについて

RAIDとは、複数のハードディスクドライブを組み合わせてデータを管理する技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • データの冗長性を確保し、ドライブ障害時のデータ保護を実現
  • 複数のドライブを並列で使用することで読み書き性能を向上
  • 効率的なストレージ容量の活用が可能

iStorage V310Fでは、RAID-6タイプの構成において、導入後も1ドライブ単位での容量アップが可能な柔軟な構成を実現している。この機能により、ビジネスの成長に合わせた段階的なストレージ拡張が可能となり、初期投資の最適化に貢献する。

iStorage V310Fに関する考察

iStorage V310Fの専用ハードウェアによるデータ圧縮機能は、データセンターの運用コスト削減に大きく貢献する可能性がある。特に大規模なデータを扱う企業や自治体にとって、データ削減量が2倍になることで、ストレージ資源の効率的な活用とコスト削減の両立が期待できるだろう。

今後の課題として、増加し続けるデータ量に対する継続的な性能向上と、より高度化するサイバー攻撃への対応が挙げられる。ランサムウェア対策としてのSecure Snap機能は有効だが、新たな攻撃手法への対応も必要となってくるため、定期的な機能アップデートが重要となるだろう。

将来的には、AIを活用したデータ分析機能や自動最適化機能の追加が期待される。特にデータ圧縮アルゴリズムの自動選択やワークロードに応じた性能チューニングなど、運用管理の自動化による効率向上が望まれる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「NEC、「iStorage Vシリーズ」にデータ処理性能の向上やセキュリティ機能を強化したオールフラッシュの上位モデルを追加 | 日本電気株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000810.000078149.html, (参照 25-02-04).
  2. NEC. https://jpn.nec.com/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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