【CVE-2024-13467】WP Contact Form7 Email Spam Blockerにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見、ユーザーの警戒が必要に
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記事の要約
- WP Contact Form7 Email Spam Blockerに脆弱性が発見
- バージョン1.0.0以前のすべてのバージョンが影響を受ける
- 悪意のあるスクリプトが実行される可能性
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WP Contact Form7 Email Spam Blockerのリフレクション型XSS脆弱性
WordPressプラグインのWP Contact Form7 Email Spam Blockerにおいて、バージョン1.0.0以前の全てのバージョンでリフレクション型クロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見された。Wordfenceは2025年1月25日に脆弱性情報【CVE-2024-13467】を公開し、入力値の検証が不十分であることが原因で未認証の攻撃者が悪意のあるスクリプトを注入できる可能性があると報告している。[1]
この脆弱性は'post'パラメータを介して発生し、攻撃者がユーザーを騙してリンクをクリックさせることで、任意のWebスクリプトが実行される可能性がある。CVSSスコアは6.1(MEDIUM)と評価され、攻撃の複雑さは低いものの、ユーザーの関与が必要となることが特徴となっている。
脆弱性の影響を受けるバージョンは1.0.0以前の全てであり、プラグインの開発者であるhk1993氏によって対策が進められている。WordPressプラグインのセキュリティ研究者であるngocanh le氏によって発見されたこの脆弱性は、CISAによってSSVCバージョン2.0.3での評価も実施されている。
WP Contact Form7 Email Spam Blockerの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13467 |
影響を受けるバージョン | 1.0.0以前の全バージョン |
CVSSスコア | 6.1(MEDIUM) |
脆弱性の種類 | リフレクション型クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
攻撃条件 | ユーザーの操作が必要、認証不要 |
報告者 | ngocanh le |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 悪意のあるJavaScriptコードが実行可能になる
- ユーザーのセッション情報や個人情報が漏洩するリスクがある
WP Contact Form7 Email Spam Blockerの脆弱性は、入力値の検証と出力のエスケープが不十分であることに起因している。CWE-79に分類されるこの脆弱性は、攻撃者がユーザーを騙してリンクをクリックさせることで、ブラウザ上で任意のスクリプトを実行させることが可能になる。
WP Contact Form7 Email Spam Blockerの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、広く利用されているプラットフォームだけに影響範囲が大きくなる可能性がある。WP Contact Form7 Email Spam Blockerの脆弱性は認証が不要な点が特に懸念されるが、ユーザーの操作が必要という条件があることで、攻撃の成功率は限定的になると考えられる。
今後の課題として、プラグイン開発者のセキュリティ意識向上とコードレビューの徹底が挙げられる。入力値の検証やエスケープ処理などの基本的なセキュリティ対策が不十分な状態でプラグインが公開されている現状は、WordPressエコシステム全体の課題となっているだろう。
セキュリティ研究者とプラグイン開発者の連携強化も重要な要素となる。脆弱性の早期発見と迅速な対応を実現するためには、コミュニティ全体でセキュリティ意識を高め、継続的な監視と改善のサイクルを確立することが求められる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13467, (参照 25-02-13).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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