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【CVE-2024-13593】BMLT Meeting Map 2.6.0以下のバージョンにローカルファイル包含の脆弱性、Contributor権限で攻撃可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • BMLT Meeting Mapにファイル包含の脆弱性
  • バージョン2.6.0以下に影響する認証済み攻撃が可能
  • 任意のPHPコード実行のリスクあり

BMLT Meeting Map 2.6.0のローカルファイル包含の脆弱性

WordfenceはWordPress用プラグインBMLT Meeting Mapのバージョン2.6.0以下にローカルファイル包含の脆弱性が存在することを2025年1月23日に公開した。この脆弱性は認証済みの攻撃者がContributor以上の権限でbmlt_meeting_mapショートコードを悪用することで、サーバー上の任意のファイルを含めて実行できる問題である。[1]

この脆弱性はCVSS v3.1で深刻度が7.5のHighと評価されており、攻撃者による影響範囲は機密性と完全性の両面に及ぶ可能性がある。特に画像やその他の安全とされるファイルタイプがアップロード可能な環境では、アクセス制御のバイパスや機密データの取得、コード実行につながる危険性が指摘されている。

脆弱性の種類はPHPプログラムにおけるInclude/Require文のファイル名制御の不備(CWE-98)に分類されており、WordPressサイトのセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性がある。この問題に対して開発者のPeter Thaleikisによって報告がなされ、詳細な分析と対策が進められている。

BMLT Meeting Map 2.6.0の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13593
影響を受けるバージョン 2.6.0以下の全バージョン
脆弱性の種類 ローカルファイル包含
CVSS評価 7.5(High)
必要な権限 Contributor以上
報告者 Peter Thaleikis

ローカルファイル包含について

ローカルファイル包含とは、Webアプリケーションがサーバー上のファイルを不適切に読み込む脆弱性のことを指す。以下のような特徴が挙げられる。

  • サーバー上の任意のファイルを読み込み実行可能
  • 機密情報の漏洩やコード実行のリスクが存在
  • アクセス制御をバイパスする可能性がある

BMLT Meeting Mapの脆弱性では、認証済みユーザーがbmlt_meeting_mapショートコードを介してローカルファイル包含攻撃を実行できる状態にある。特に画像などの安全とされるファイルタイプがアップロード可能な環境では、それらのファイルを介して悪意のあるコードが実行される可能性が指摘されている。

BMLT Meeting Mapの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、特に認証済みユーザーによる攻撃が可能な場合、深刻な影響をもたらす可能性がある。BMLT Meeting Mapの場合、Contributor以上という比較的低い権限で攻撃が可能であり、多くのWordPressサイトで影響を受ける可能性が高いことから、早急な対応が必要だろう。

今後はプラグイン開発時におけるセキュリティレビューの強化が重要となってくる。特にファイル操作を伴う機能については、入力値の検証や適切なアクセス制御の実装、安全なファイル操作の実装など、複数の防御層を設けることが必要となるだろう。

また、WordPressサイトの運営者は、使用しているプラグインのバージョン管理と脆弱性情報の監視を徹底する必要がある。プラグインの更新が提供された際には速やかに適用し、必要に応じて代替プラグインへの移行も検討するなど、柔軟な対応が求められる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13593, (参照 25-02-13).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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