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TISが豊田通商のVDI基盤をAzure Virtual Desktopでクラウド移行支援、5000人規模の環境を半年で実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TISが豊田通商のVDI基盤をクラウドDaaSに移行支援
  • Azure Virtual Desktop導入・運用サービスで実現
  • 約5,000人規模の基盤を半年間でスムーズに移行完了

TISによる豊田通商のVDI基盤クラウド移行支援の実現

TIS株式会社は2025年2月10日、豊田通商株式会社の仮想デスクトップ基盤をAzure Virtual Desktop導入・運用サービスによってクラウドのDesktop as a Serviceへ移行支援したことを発表した。このサービスはマイクロソフト社のMicrosoft Azure上で提供されるDaaSのコンサルティングから計画・構築・運用までをトータルにサポートする支援サービスとなっている。[1]

豊田通商は2021年にDaaSへの移行を決定し、第1弾として豊通シスコムの約700人を対象としたDaaS導入を2022年1月に完了している。その後2022年6月からは豊田通商の約5,000人を対象としたDaaS導入を開始し、豊通シスコムへの導入で実証した基盤設計をもとに最適化を図り、半年間でのスムーズな導入を実現した。

選定の理由としてマイクロソフト製品との高い親和性があり、Windows 10からWindows 11へのアップグレードを想定した並行稼働が容易である点が評価された。さらにCitrix UIの継続利用が可能で、エンドユーザーにとって使い慣れたUIのままDaaSへ移行できる点も重要なポイントとなっている。

豊田通商のDaaS導入効果まとめ

項目 詳細
リソース管理 クラウド上のリソースを柔軟に調達可能で運用負荷を低減
セキュリティ PC持ち出しによる情報漏えいの潜在リスクを軽減
業務効率 異なる事業所やデバイスからのデスクトップ環境へのアクセスが容易
基盤管理 ファシリティ・物理機器・仮想化レイヤの管理が不要
Azure Virtual Desktop導入・運用サービスの詳細はこちら

Desktop as a Serviceについて

Desktop as a Service (DaaS)とは、クラウド上で提供される仮想デスクトップ環境のサービスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 必要に応じてリソースを柔軟に拡張可能
  • 物理的なインフラ管理の負担を軽減
  • 場所を問わないアクセスで業務効率を向上

豊田通商の事例では、Azure Virtual Desktopを採用することでオンプレミスのVDIが抱えていたリソース制約の課題を解決している。DaaSの導入により、約5,000人規模の利用者に対して安定したパフォーマンスを提供しながら、運用管理の効率化とセキュリティの向上を実現することが可能となった。

参考サイト

  1. ^ TIS株式会社. 「TIS、豊田通商の仮想デスクトップ基盤をクラウドに移行支援 | ニュースリリース | 2024年度 | ニュース | TIS株式会社」. https://www.tis.co.jp/news/2024/tis_news/20250210_1.html, (参照 25-02-13).
  2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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