パナソニックと三菱マテリアルが廃プリント基板の資源循環スキームを確立、貴金属類の大規模再資源化を実現
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記事の要約
- パナソニックとマテリアルが資源循環スキームを構築
- 廃プリント基板から金・銀・銅を回収し再活用
- 累計で金1.1t、銀33t、銅8,100tを再資源化実現
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パナソニックと三菱マテリアル、廃プリント基板のリサイクルループを展開
パナソニック くらしアプライアンス社と三菱マテリアルは、廃家電から発生する廃プリント基板から回収した金・銀・銅を再びパナソニックグループを主体に活用する「PMP(Product-Material-Product)ループ」を共同で構築し運用している。このPMPループは業界初の定常的な資源循環を実現したスキームであり、累計で金1.1t、銀33t、銅8,100tの再資源化を達成している。[1]
世界的に金属資源の有効活用と環境保護が求められる中、特に天然資源の自給率が低い日本では資源循環型のモノづくりの実践が強く求められている状況にある。経済産業省は持続可能な経済成長を実現するために「成長志向型の資源自律経済戦略」を策定し、資源の効率的利用とリサイクル促進による経済発展と環境保護の両立を目指している。
本スキームで回収した銅を活用した場合、製錬の代替によるCO2削減量は累計で約3.3万tとなっており、環境負荷の低減に大きく貢献している。回収した銅は2025年日本国際博覧会のパナソニックグループパビリオンの銅線原料としても活用され、資源循環型建築の実現に寄与している。
PMPループの詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
回収実績 | 金1.1t、銀33t、銅8,100t |
CO2削減効果 | 累計約3.3万t |
実施主体 | パナソニック くらしアプライアンス社、三菱マテリアル |
回収拠点 | 全国の家電リサイクル工場、家電製品修理拠点 |
活用事例 | 2025年日本国際博覧会パビリオンの銅線原料 |
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サーキュラーエコノミーについて
サーキュラーエコノミーとは、従来の大量生産・大量消費・大量廃棄の一方通行の経済から脱却し、製品と資源の価値を可能な限り長く保全・維持し、廃棄物の発生を最小限に抑える経済を指す。以下のような特徴を持っている。
- 製品のライフサイクル全体での資源の循環利用
- 廃棄物を出さない製品設計と製造プロセス
- 再生可能な資源の活用と環境負荷の最小化
PMPループは、廃プリント基板から回収した貴金属類を新たな製品の原材料として再利用することで、資源の循環利用を実現している。このような取り組みは、環境負荷の低減だけでなく、希少金属の安定確保という観点からも重要な意義を持っている。
参考サイト
- ^ Panasonic. 「廃プリント基板を活用した持続可能な「PMP(Product-Material-Product)ループ」を促進 | 環境 | サステナビリティ | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan : パナソニック ニュースルーム ジャパン」. https://news.panasonic.com/jp/press/jn250117-4, (参照 25-02-13).
- 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html
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