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【CVE-2025-24901】WeGIAにSQLインジェクションの脆弱性、バージョン3.2.12で修正完了

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WeGIAのdeletar_permissao.phpにSQLインジェクションの脆弱性
  • バージョン3.2.12未満が影響を受ける深刻な脆弱性
  • 最新バージョン3.2.12へのアップデートで対策可能

WeGIAのSQLインジェクション脆弱性

慈善団体向けWebマネージャーWeGIAのdeletar_permissao.phpエンドポイントにおいて、重大なSQLインジェクションの脆弱性が2025年2月3日に報告された。この脆弱性は【CVE-2025-24901】として識別されており、CWE-89(SQLインジェクション)に分類される深刻な問題となっている。[1]

この脆弱性は認証済みの攻撃者が任意のSQLクエリを実行できる可能性があり、機密情報へのアクセスやデータの削除などの危険性が指摘されている。CVSSスコアは9.4(Critical)と評価され、攻撃の複雑さは低く、権限は必要最小限で実行可能とされている。

開発元のLabRedesCefetRJは、この脆弱性に対処するためバージョン3.2.12をリリースし、すべてのユーザーに対して早急なアップデートを推奨している。現時点で回避策は提供されておらず、アップデートが唯一の対策方法となっている。

WeGIAの脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-24901
影響を受けるバージョン 3.2.12未満
脆弱性の種類 SQLインジェクション(CWE-89)
CVSSスコア 9.4(Critical)
修正バージョン 3.2.12
影響 機密情報へのアクセス、データ削除の可能性

SQLインジェクションについて

SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベース操作において、悪意のあるSQLコードを注入される脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 入力値の検証が不十分な場合に発生する深刻な脆弱性
  • データベースの不正アクセスや改ざんが可能になる危険性
  • 適切なパラメータのサニタイズにより防止可能

WeGIAの事例では、deletar_permissao.phpエンドポイントのパラメータ'C'、'A'、'R'において、SQLインジェクションの脆弱性が確認された。この種の脆弱性は、入力値の適切な検証とエスケープ処理、プリペアドステートメントの使用などで防ぐことが可能である。

WeGIAの脆弱性対応に関する考察

WeGIAの脆弱性対応において、開発元が迅速にセキュリティアップデートを提供したことは評価できる点である。しかしながら、慈善団体向けのWebマネージャーという性質上、ユーザーの多くがセキュリティに関する専門知識を持ち合わせていない可能性が高く、アップデートの重要性が十分に理解されない危険性がある。

今後の課題として、セキュリティアップデートの自動適用機能や、重要な更新の通知システムの実装が望まれる。また、慈善団体の業務に支障をきたさないよう、セキュリティ更新プログラムの適用手順を簡素化し、非技術者でも容易に実施できるようなガイドラインの整備も必要となるだろう。

さらに、今回の事例を教訓として、開発段階での脆弱性診断やコードレビューの強化が求められる。特にSQL操作を行う部分については、プリペアドステートメントの採用を徹底し、同様の脆弱性が再発することのないよう、開発プロセスの見直しが期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-24901, (参照 25-02-18).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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