山形村立山形小学校がルビフルボタンを導入、ウェブサイトのアクセシビリティが向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

一般財団法人ルビ財団は、長野県山形村立山形小学校のウェブサイトに自動でふりがなを追加する「ルビフルボタン」を2025年2月13日に導入した。ルビ財団は2024年4月より子どもや外国人など漢字を読むことが苦手な人のアクセシビリティ向上を目的に、ルビフルボタンの無償提供を開始している。^[1]

山形村立山形小学校のウェブサイトは学校生活の様子や給食献立の内容を随時更新しており、保護者や地域住民が主な閲覧者となっている。児童からは「ルビがついて読みやすくなった」との評価を得ており、閲覧者の更なる増加が期待されている。

ルビフルボタンは既存のウェブサイトのHTMLソースにコードを一行追加するだけで導入が可能であり、閲覧者はボタンを押すことでサイト内の漢字にルビを振ることが可能だ。複数の読み方がある漢字や人名・地名などについては、ルビの振り間違いが発生する可能性がある。

ウェブアクセシビリティとは、年齢や障害の有無に関係なく、誰もがウェブサイトで提供される情報や機能を支障なく利用できることを指す。以下のような特徴が挙げられる。

山形村立山形小学校のウェブサイトでは、ルビフルボタンの導入により子どもや外国人など漢字を読むことが苦手な人のアクセシビリティが向上している。閲覧者は必要に応じてルビの表示・非表示を切り替えることができ、より使いやすいウェブサイトの実現に貢献している。

ルビフルボタンは既存のウェブサイトに容易に導入できる点が大きな利点となっており、教育機関のみならず様々な組織での活用が期待できる。一方で人名や地名などの固有名詞におけるルビの振り間違いは、情報の正確性という観点で課題となる可能性があるだろう。

今後は機械学習やAIの活用により、より正確なルビ振りの実現や、文脈に応じた適切な読み方の選択機能の追加が望まれる。また、多言語対応や音声読み上げ機能との連携など、さらなるアクセシビリティ向上に向けた機能拡張が期待されるだろう。

ルビ財団の取り組みは、デジタル社会における情報格差の解消に向けた重要な一歩となっている。今後は教育現場での活用事例や効果の検証を通じて、より多くの組織での導入を促進し、誰もが学びやすい社会の実現に貢献することが期待される。

^ PR TIMES. 「長野県の山形村立山形小学校、ウェブサイトに自動でふりがなを追加する「ルビフルボタン」を導入 | 一般財団法人ルビ財団のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000123230.html, (参照 25-02-14).

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