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公開：2025-02-18

プラスオートメーションが越境ECプラットフォームにAirRobを導入、高密度保管と自動化で物流効率が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• プラスオートメーションがAirRobを越境ECプラットフォームに導入
• 高密度保管と入出荷管理の効率化を実現
• t-Sort 3D、t-Sort sd5との複合活用で処理能力向上

プラスオートメーションのAirRob導入による物流効率化

プラスオートメーション株式会社は、SIG Service株式会社が運営する越境ECプラットフォーム「Doorzo」の物流倉庫において、ロボティクス自動倉庫「AirRob」を2025年1月に導入した。120カ国400万人以上のユーザーが利用するDoorzは、国内ECサイトと提携し日本商品の海外発送代理購入サービスを展開している。^[1]

これまでt-Sort 3DとSD5の連動運用と2mの保管棚を使用していたが、事業成長に伴う商品保管能力不足を解消するため、より効率的な保管ソリューションとしてAirRobを導入することになった。AirRobの導入により、従来の保管棚エリアは1万トートが保管可能な5mの高密度ケース自動倉庫へと進化を遂げている。

導入の決め手となったのは、既存のt-Sortシステムとの連携性や、運用設計からメンテナンスまでの一括依頼が可能な点、そして契約から運用開始までわずか3カ月という短期導入が実現できた点である。保管ラック2列あたり4台のクレーン配置により、高い処理能力も実現することに成功した。

AirRobの主要機能まとめ

AirRobの詳細はこちら

ロボティクス自動倉庫について

ロボティクス自動倉庫とは、AIやロボット技術を活用した次世代の物流施設のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 自動化された保管・入出庫システムによる効率的な在庫管理
• 高密度保管による空間効率の最大化
• 人的作業の軽減によるミス防止と作業効率向上

物流業界におけるロボティクス自動倉庫の導入は、人手不足や保管スペースの効率化といった課題解決に大きく貢献している。特に越境EC分野では、急増する取扱量に対応するため、高効率な自動化システムの需要が高まっており、AirRobのような革新的なソリューションが注目を集めている。

AirRobの導入効果に関する考察

AirRobの導入により、保管効率の向上だけでなく、既存システムとの連携による相乗効果も期待できる。特にt-Sort 3DとSD5との組み合わせにより、入出荷から仕分けまでの一連の作業が自動化され、処理能力の大幅な向上が見込まれるだろう。

一方で、システムの複雑化に伴うメンテナンスコストの増加や、運用スタッフの教育・育成が新たな課題となる可能性がある。プラスオートメーション社による包括的なサポート体制の構築が、これらの課題解決の鍵を握ることになるだろう。

今後は機械学習による予測精度の向上や、より柔軟な拡張性の実現が期待される。越境EC市場の成長に合わせて、さらなる処理能力の向上や新機能の追加など、継続的な進化が求められるところだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「越境ECプラットフォームに「AirRob」を導入 | プラスオートメーション株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000051623.html, (参照 25-02-18).

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