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公開：2025-02-14

トヨクモの安否確認サービス2をゴーゴーカレーグループが導入、能登半島地震を契機に従業員の安全確保を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• トヨクモの安否確認サービス2をゴーゴーカレーグループが導入
• 能登半島地震を契機に従業員の安否確認体制を強化
• SmartHRとの連携機能が採用の決め手に

トヨクモの安否確認サービス2がゴーゴーカレーグループに採用

トヨクモ株式会社は2025年2月13日、ゴーゴーカレーグループへ安否確認システム「安否確認サービス2」が正式採用されたことを発表した。採用の経緯としては、ゴーゴーカレーグループが導入しているSmartHR社からの紹介で、労務管理システムとの連携機能が評価されている。^[1]

2024年1月に発生した能登半島地震において、石川県内に多くの店舗を持つゴーゴーカレーグループは従業員の安否確認に苦慮する事態が発生していた。本店は金沢市にあるものの本社機能は東京にあり、災害時の従業員との連絡体制の強化が課題となっていたのだ。

安否確認サービス2は4,000社以上が利用する法人向けの安否確認システムであり、2024年能登半島地震時には北陸4県に本社を置く企業・団体への無償提供を実施している。災害後の早期事業復旧に重点を置き、安否確認機能に加えて対策指示や情報共有のための掲示板機能も備えているのが特徴だ。

安否確認サービス2の機能まとめ

安否確認サービス2の詳細はこちら

BCPについて

BCPとは事業継続計画（Business Continuity Plan）の略称で、災害などの緊急事態が発生した際に、事業の継続や復旧を図るための計画のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 災害発生時の初動対応手順の明確化
• 重要業務の特定と復旧優先順位の設定
• 従業員の安否確認と情報共有体制の構築

外食産業におけるBCPでは、従業員の安全確保や店舗の被害状況確認、食材の安全管理が重要な要素となっている。特に地震のような予測困難な災害に対しては、日頃からの準備と訓練が不可欠であり、安否確認システムの導入はBCP対策の重要な一環として位置づけられている。

安否確認サービス2の導入に関する考察

安否確認サービス2の導入により、ゴーゴーカレーグループは従業員との迅速な連絡体制を確立することが可能となった。特に石川県内に多くの店舗と工場を持つ企業として、地域特性に応じた災害対策の強化は事業継続の観点から極めて重要な取り組みといえるだろう。

今後の課題として、従業員全員へのアプリ導入の徹底と定期的な訓練の実施が挙げられる。セキュリティの観点からアプリのインストールが必要な従業員も存在しており、スムーズな運用のためには社内での利用促進施策が重要になってくるだろう。

外食産業における安否確認システムの活用は、従業員の安全確保だけでなく店舗運営の継続性確保にも直結する。今後は単なる安否確認だけでなく、災害時の店舗運営に関する情報共有や指示伝達にも活用の幅を広げていくことが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「トヨクモの「安否確認サービス2」をゴーゴーカレーグループが導入 | トヨクモ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000162.000032205.html, (参照 25-02-14).

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