プログラミング

PROGRAMMING

公開：2025-02-14

MicrosoftがAzure Storage Data Movement libraryを刷新、データ転送機能の強化とセキュリティ統合により利便性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Azure Storage Data Movement libraryの最新版をリリース
• 高性能なデータ転送機能とAzure Identityライブラリの統合を実現
• 2026年3月に旧バージョンのサポートが終了

Azure Storage Data Movement libraryのデータ転送機能が強化

Microsoftは2025年2月11日、Azure Blob StorageとAzure Filesのデータ転送を簡素化する新しいAzure Storage Data Movement libraryをリリースした。このライブラリでは並列処理の制御や転送進捗の追跡、一時停止と再開の機能が実装され、大規模なデータ移動をより効率的に実行できるようになった。^[1]

新バージョンのAzure Storage Data Movement libraryは最新のv12 Azure Storageライブラリのインフラストラクチャを共有することで、Azure Storageとのデータのやりとりがよりシンプルになっている。さらにAzure Identityライブラリとの統合により、最新のセキュリティプラクティスに準拠したデータ転送が可能になった。

現行バージョンのAzure Storage Data Movement libraryは2026年3月にサポートが終了する予定となっている。新バージョンでは今後のAzure Storage機能やサービスのサポートが継続的に提供され、オンプレミスやクラウドサービスへの統合が容易になるという特徴がある。

Azure Storage Data Movement libraryの機能まとめ

Microsoft Entraトークンベース認証について

Microsoft Entraトークンベース認証とは、Azureのリソースにアクセスする際に使用される最新の認証方式のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• Azure Identityライブラリを使用した統合認証
• セキュリティベストプラクティスに準拠した設計
• トークンベースの柔軟なアクセス制御

Azure Storage Data Movement libraryでは、DefaultAzureCredentialを使用してMicrosoft Entraトークンベース認証を実装している。この認証方式により、Azure Storage Data Contributorやそれよりもアクセス権限の高いロールを持つユーザーがデータ転送操作を実行することが可能になっている。

Azure Storage Data Movement libraryに関する考察

Azure Storage Data Movement libraryの新バージョンリリースは、クラウドストレージの利用における重要な進展となる可能性が高い。特に並列処理制御やチェックポイント機能の実装により、大規模なデータ転送における信頼性と効率性が向上することが期待できるだろう。

今後の課題として、異なるクラウドプロバイダー間でのデータ転送やハイブリッドクラウド環境での利用シナリオへの対応が考えられる。これらの課題に対しては、マルチクラウド対応の拡張機能の開発や、より柔軟なデータ転送ポリシーの実装が解決策となるだろう。

将来的には、機械学習モデルやビッグデータ分析のためのデータパイプラインとの統合機能の追加も期待される。Azure Storage Data Movement libraryがデータ移行やバックアップだけでなく、より広範なデータ管理ソリューションとして発展していく可能性は高いだろう。

参考サイト

1. ^ Microsoft Visual Studio. 「Simplify your .NET data transfers with the new Azure Storage Data Movement library - Azure SDK Blog」. https://devblogs.microsoft.com/azure-sdk/simplify-your-net-data-transfers-with-the-new-azure-storage-data-movement-library/, (参照 25-02-14).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「プログラミング」に関するコラム一覧「プログラミング」に関するニュース一覧