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【CVE-2024-13345】WordPressプラグインAvada Builder 3.11.13に脆弱性、未認証の攻撃者による任意のショートコード実行が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Avada Builder 3.11.13以前に任意のショートコード実行の脆弱性
  • 未認証の攻撃者が任意のショートコードを実行可能
  • CVSSスコア7.3のハイリスク脆弱性として評価

WordPressプラグインAvada Builder 3.11.13の脆弱性

WordPressのAvada Builderプラグインにおいて、バージョン3.11.13以前の全てのバージョンで任意のショートコード実行の脆弱性が発見され、2025年2月13日に公開された。この脆弱性は認証を必要としない状態でdo_shortcode関数を実行できる問題であり、未認証の攻撃者が任意のショートコードを実行可能となっている。[1]

この脆弱性はCVE-2024-13345として識別されており、CVSSv3.1のスコアリングでは7.3点のハイリスクと評価されている。攻撃の複雑さは低く、特権は不要であり、ユーザーの操作も必要としないため、攻撃者にとって非常に有効な攻撃経路となる可能性が指摘されている。

脆弱性の発見者はMichael Mazzolini氏であり、WordfenceのセキュリティチームによってCNAとして報告された。この脆弱性は製品の開発元であるthemefusionにも報告されており、影響を受けるバージョンのユーザーに対して早急なアップデートが推奨されている。

Avada Builder 3.11.13の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13345
CVSSスコア 7.3(High)
影響バージョン 3.11.13以前の全バージョン
脆弱性の種類 任意のショートコード実行
攻撃条件 認証不要、ユーザー操作不要

ショートコードについて

ショートコードとは、WordPressで提供される機能の一つで、複雑なコードや機能を簡単なコードで呼び出すことができる仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 記事やページ内で動的なコンテンツを表示可能
  • 複雑な機能を簡単なコードで実装可能
  • プラグインやテーマで独自のショートコードを追加可能

Avada Builder 3.11.13の脆弱性では、do_shortcode関数の実行時に適切な入力値の検証が行われていないことが問題となっている。この問題により、未認証の攻撃者が任意のショートコードを実行できる状態となり、サイトのセキュリティに深刻な影響を及ぼす可能性がある。

Avada Builder脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに影響を及ぼす重大な問題となることが多い。特にAvada Builderのような人気の高いページビルダープラグインの場合、多くのサイトで利用されているため、脆弱性の影響範囲は非常に広範囲に及ぶ可能性がある。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者側でのセキュリティレビューの強化が求められる。特にdo_shortcodeのような強力な機能を提供する関数を使用する際は、入力値の検証や実行権限の確認など、複数層での防御が必要となるだろう。

また、WordPressサイトの管理者は定期的なプラグインのアップデートとセキュリティ監査の実施が重要となる。特に認証を必要としない脆弱性は攻撃の敷居が低く、発見後すぐに悪用される可能性が高いため、迅速なセキュリティパッチの適用が求められる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13345, (参照 25-02-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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