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【CVE-2024-13525】WooCommerceプラグインに深刻な脆弱性、ユーザー情報漏洩のリスクが発生

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Customer Email Verification for WooCommerceに情報漏洩の脆弱性
  • 2.9.4以前のバージョンでContributor以上の権限で攻撃可能
  • ユーザーのメールアドレスやハッシュ化パスワードが漏洩の危険

Customer Email Verification for WooCommerceの脆弱性【CVE-2024-13525】

WordfenceはWordPress用プラグインCustomer Email Verification for WooCommerceにおいて、バージョン2.9.4以前に情報漏洩の脆弱性が存在することを2025年2月15日に公開した。この脆弱性は、Contributor以上の権限を持つ攻撃者がショートコードを介してユーザーのメールアドレスやハッシュ化されたパスワードを抽出できる重大な問題となっている。[1]

脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で6.5(MEDIUM)と評価されており、攻撃元区分はネットワーク、攻撃条件の複雑さは低いとされている。この脆弱性は認証済みユーザーによる攻撃が可能で、特権レベルは低いものの、ユーザーインターフェースの操作は不要とされている。

また本脆弱性はCWE-200(Exposure of Sensitive Information to an Unauthorized Actor)に分類されており、権限のないアクターへの機密情報の露出という性質を持っている。WordPressプラグインの開発元であるalgoritmika社は対応を進めており、影響を受けるバージョンの修正が行われる見込みだ。

脆弱性の詳細まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13525
影響を受けるバージョン 2.9.4以前のすべてのバージョン
脆弱性のタイプ 機密情報の露出(CWE-200)
CVSS評価 6.5(MEDIUM)
必要な権限 Contributor以上
影響範囲 メールアドレス、ハッシュ化パスワードの漏洩

情報漏洩について

情報漏洩とは、個人情報や機密データが意図せずに外部に流出することを指す現象であり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 認証されていない第三者による情報アクセス
  • セキュリティ対策の不備による情報の流出
  • 組織の信頼性や評判に重大な影響を与える可能性

本事例ではContributor以上の権限を持つユーザーがショートコードを介して他のユーザーの機密情報にアクセスできる脆弱性が発見された。この種の脆弱性は、ユーザーの個人情報保護の観点から特に重要で、早急な対策が必要とされる深刻な問題として認識されている。

Customer Email Verification for WooCommerceの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、ECサイトの運営に深刻な影響を及ぼす可能性がある重要な問題だ。特にショートコードを介した攻撃は、プラグインの基本的な機能を悪用するため、検出や防御が困難になる可能性が高いだろう。

今後はプラグイン開発者による定期的なセキュリティ監査や、アクセス権限の厳密な管理が重要になってくるだろう。特にContributor権限でのアクセス制御については、必要最小限の権限付与を徹底し、機密情報へのアクセスを制限する仕組みの実装が求められる。

また、サードパーティ製プラグインの利用においては、定期的なバージョン確認と更新プログラムの適用が重要となる。セキュリティアップデートの配信体制を整備し、脆弱性が発見された際の迅速な対応が可能な体制作りが期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13525, (参照 25-02-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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