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【CVE-2025-0935】Media Library Folders 8.3.0以前に認証の脆弱性、プラグイン設定の不正変更のリスクが発生

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Media Library Folders 8.3.0以前に認証関連の脆弱性
  • Author権限以上で設定変更が可能な問題を確認
  • IP-blockingなどのプラグイン設定が変更される恐れ

Media Library Folders 8.3.0の認証に関する脆弱性

WordfenceはWordPress用プラグインのMedia Library Foldersにおいて、バージョン8.3.0以前に認証に関する脆弱性が存在することを2025年2月15日に公開した。この脆弱性は複数のAJAXアクションにおいて権限チェックが欠如しており、Author権限以上を持つ攻撃者がプラグインの設定を不正に変更できる問題が確認されている。[1]

この脆弱性はCVE-2025-0935として識別されており、CVSSスコアは4.3でMedium(中程度)と評価されている。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、権限は必要だが利用者の関与は不要とされており、完全性への影響が限定的である。

脆弱性の影響範囲は、IP-blockingなどのプラグイン設定に関連する部分に及んでおり、攻撃者によって設定が不正に変更される可能性がある。この問題はCWE-862(Missing Authorization)に分類され、認証機能の不備による深刻な影響が懸念されている。

Media Library Folders 8.3.0の脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2025-0935
影響を受けるバージョン 8.3.0以前のすべてのバージョン
CVSSスコア 4.3(Medium)
脆弱性の種類 CWE-862(Missing Authorization)
影響範囲 プラグイン設定(IP-blockingなど)
必要な権限 Author権限以上

Missing Authorizationについて

Missing Authorizationとは、システムやアプリケーションにおいて適切な認証チェックが実装されていない脆弱性のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 権限チェックの欠如により、未認可のアクセスが可能になる
  • 重要な機能や設定が保護されずに露出する
  • 認証済みユーザーによる権限昇格の可能性がある

Media Library Foldersの事例では、Author権限を持つユーザーが本来アクセスできないはずのプラグイン設定を変更できる問題が確認された。このような認証の不備は、WordPressサイトのセキュリティを著しく低下させる可能性があり、特に複数の管理者が存在するサイトでは重大な脅威となる。

Media Library Folders 8.3.0の脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、そのプラグインを使用している多くのウェブサイトに影響を及ぼす可能性があるため、深刻な問題となっている。特にMedia Library Foldersのような広く使用されているプラグインの場合、攻撃者によって悪用される可能性が高く、管理者は迅速なアップデートを行う必要があるだろう。

今後はプラグイン開発者がセキュリティテストを強化し、特に認証や権限管理に関する部分を重点的にチェックすることが重要となる。WordPressのエコシステムにおいて、プラグインの品質管理やセキュリティレビューのプロセスをより厳格化することで、同様の問題の再発を防ぐことができるだろう。

さらに、WordPressサイトの管理者は、使用しているプラグインの定期的な監査と更新を徹底する必要がある。プラグインの選定時には、開発者のセキュリティへの取り組みや更新頻度などを考慮し、より安全性の高いものを選択することが望ましい。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0935, (参照 25-02-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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