【CVE-2025-1356】needyamin Library Card System 1.0にSQLインジェクションの脆弱性、利用者情報漏洩のリスクが浮上
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記事の要約
- needyamin Library Card System 1.0にSQLインジェクションの脆弱性を発見
- card.phpファイルのid引数の操作により脆弱性が発生
- リモートから攻撃が可能な深刻な脆弱性と判明
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needyamin Library Card System 1.0のSQLインジェクション脆弱性
セキュリティ研究者のMaloy Roy Orkoは2025年2月16日、needyamin Library Card System 1.0のcard.phpファイルにSQLインジェクションの脆弱性が存在することを発表した。この脆弱性は、id引数の操作によってSQLインジェクション攻撃が可能となる深刻な問題であり、システムのセキュリティを大きく脅かす可能性が指摘されている。[1]
CVSSスコアではバージョン4.0で5.3(MEDIUM)、バージョン3.1で6.3(MEDIUM)と評価されており、攻撃元区分はネットワークで、攻撃条件の複雑さは低いとされている。脆弱性の悪用には認証情報が必要だが、ユーザーの操作は不要であり、機密情報の漏洩やシステムの改ざんのリスクが存在するのだ。
開発元のneedyaminには早期に脆弱性情報が開示されたが、現時点で対応は行われていない状況である。脆弱性の詳細な情報は一般に公開されており、攻撃コードの作成が可能な状態となっているため、システム管理者は早急な対策が求められている。
Library Card System 1.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1356 |
影響を受けるバージョン | Library Card System 1.0 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89) |
CVSSスコア(v4.0) | 5.3(MEDIUM) |
攻撃条件 | リモートからの攻撃が可能、認証情報が必要 |
発見者 | Maloy Roy Orko |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用し、不正なSQLコマンドを実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- データベースの情報を不正に読み取りや改ざんが可能
- 認証をバイパスしてシステムに不正アクセスが可能
- データベースサーバー上でコマンドを実行される可能性がある
Library Card System 1.0の脆弱性は、card.phpファイル内のid引数に対する入力値の検証が不十分であることに起因している。攻撃者は特別に細工したSQL文を注入することで、データベース内の情報を不正に取得したり、システムに対して不正な操作を行ったりする可能性があるのだ。
Library Card System 1.0の脆弱性に関する考察
Library Card System 1.0の脆弱性は、図書館システムという性質上、利用者の個人情報や貸出履歴などの機密情報が含まれている可能性が高く、情報漏洩のリスクが深刻な問題となっている。開発元が脆弱性情報の開示に対して反応を示していない点も、セキュリティ対策の観点から懸念されるところだ。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、入力値のバリデーションやプリペアドステートメントの使用など、基本的なセキュリティ対策の実装が不可欠となる。また、オープンソースのライブラリシステムにおいては、セキュリティレビューやコードの品質管理をより強化する必要があるだろう。
図書館システムのセキュリティ強化には、定期的な脆弱性診断や監査の実施、セキュアコーディングガイドラインの策定なども重要となる。今回の事例を教訓に、図書館システム全体のセキュリティレベル向上が期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1356, (参照 25-02-27).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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