KIIがエイターリンクに追加出資を実施、FA領域とビルマネジメント向け半導体開発とグローバル展開を加速
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PR TIMES より
記事の要約
- KIIがエイターリンクに追加出資し総額28億円の資金調達を実施
- FA領域やビルマネジメント領域向けの半導体開発を推進
- ワイヤレス給電技術のグローバル展開を加速
エイターリンクのワイヤレス給電技術開発と資金調達
慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は長距離ワイヤレス給電技術の社会実装を進めるエイターリンク株式会社への追加出資を2025年2月26日に実施した。エイターリンクは今回の第三者割当増資及びベンチャーデッドにより総額28億円の資金調達を実現し、FA領域及びビルマネジメント領域における半導体開発とグローバル展開を加速させる方針だ。[1]
エイターリンクはスタンフォード大学での研究成果を活用し、高度なワイヤレス給電技術の開発を進めてきた実績を持つ企業である。田邉取締役CTOが培ったバイオメディカル領域でのワイヤレス給電技術を基盤として、FA領域やビルマネジメント領域への応用展開を積極的に推進している。
2024年3月からは空間伝送型ワイヤレス給電システム・ソリューション「AirPlug」の一般販売を開始しており、今回の資金調達を通じてプロダクトの小型化および省電力化に向けた新たな半導体開発に注力する。研究開発投資の強化とグローバル市場の開拓により、ワイヤレス給電技術のインフラ化とメインプラットフォーマーを目指す方針だ。
エイターリンクの概要
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | エイターリンク株式会社 (Aeterlink Corp.) |
所在地 | 東京都墨田区錦糸四丁目17番1号 |
代表者 | 代表取締役 岩佐 凌 |
設立日 | 2020年8月3日 |
事業内容 | ワイヤレス給電技術の研究開発及び社会実装 |
空間伝送型ワイヤレス給電について
空間伝送型ワイヤレス給電とは、電力を無線で伝送する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 配線なしで効率的な電力供給が可能
- FA領域やビルマネジメント領域での活用に適している
- 小型化・省電力化により様々な機器への応用が期待できる
エイターリンクの空間伝送型ワイヤレス給電技術は、バイオメディカル領域での研究成果を基盤としており、FA領域やビルマネジメント領域への展開が進められている。2024年3月より一般販売が開始された「AirPlug」は、実用化レベルの空間伝送型ワイヤレス給電システムとして注目を集めている。
ワイヤレス給電技術の社会実装に関する考察
ワイヤレス給電技術の社会実装は、FA領域やビルマネジメント領域におけるデジタル化を大きく加速させる可能性を秘めている。配線レスによる設置場所の自由度向上や保守管理の効率化は、産業界に大きな変革をもたらすことが期待される。特に新たな半導体開発による小型化と省電力化は、応用範囲の拡大に大きく寄与するだろう。
一方で、技術の普及に向けては安全性の確保や既存インフラとの互換性の維持が重要な課題となる。エイターリンクには実用化レベルの技術開発と並行して、業界標準の確立やガイドラインの整備にも積極的に関与することが求められている。グローバル展開を見据えた各国の規制対応も不可欠だ。
今後はさらなる研究開発投資を通じて、他分野への応用可能性を探ることも重要である。インフラ化とプラットフォーム化の実現に向けては、パートナー企業との協業やエコシステムの構築が鍵を握るだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「KIIが長距離ワイヤレス給電技術の社会実装を行うエイターリンクに追加出資 | 株式会社慶應イノベーション・イニシアティブのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000018580.html, (参照 25-02-27).
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