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公開：2025-02-27

パナソニック コネクトがCYTIS Shift for Logisticsを提供開始、花王の全44拠点に導入しAIによる人員最適化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• パナソニック コネクトがCYTIS Shift for Logisticsを提供開始
• 花王の全44拠点のロジスティクスセンターに導入完了
• AIを活用した人員配置とシフト最適化を実現

パナソニック コネクトのCYTIS Shift for Logistics提供開始と花王への導入

パナソニック コネクト株式会社は、倉庫業務の標準化と人員計画の最適化を実現するSaaS型業務アプリケーションとして、シフト最適化ソリューション「CYTIS Shift for Logistics」の提供を2025年2月26日より開始した。本サービスは花王のロジスティクスセンター全44拠点への導入がすでに完了している。^[1]

CYTIS Shift for Logisticsは、AIによる数理最適化技術を活用し、入出荷物量の予測データや業務の生産性、作業の最大・最小人数の制限といった制約事項を考慮して、最適な人員配置とシフトを自動作成する機能を備えている。従業員の多様な勤務条件に対応しながら、業務の平準化とピーク分散を実現することが可能だ。

花王への導入では、パナソニック コネクトが持つインダストリアル・エンジニアリングの知見を活かし、作業の種類や内容を明確に定義して可視化することで、倉庫業務の標準化を実現している。この導入により、約10人規模のエリア作業員に対して11～18%の人時削減効果が見込まれている。

CYTIS Shift for Logisticsの機能まとめ

CYTIS Shift for Logisticsの詳細はこちら

インダストリアル・エンジニアリング（IE）について

インダストリアル・エンジニアリング（IE）とは、生産や事務作業の計画や仕組みを科学的・論理的に構築し、業務の効率化を図る工程管理技術のことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 作業の可視化と標準化による効率向上
• 科学的・論理的アプローチによる業務改善
• 製造、物流、流通分野への適用が可能

パナソニック コネクトでは、IEの手法を活用して現場の作業を可視化し、作業ごとの標準値をものさしとして設定している。実作業とのギャップの原因を特定して改善を繰り返し実行することで、効率的な現場運営の実現と、ベテラン社員への依存度低減を可能にしている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「シフト最適化ソリューション「CYTIS Shift for Logistics」を提供開始 ～花王のロジスティクスセンター全44拠点に導入完了～ | パナソニックグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006137.000003442.html, (参照 25-02-27).

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