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【CVE-2024-13476】WordPressプラグインLTL Freight Quotesに認証不要のSQLインジェクション脆弱性、データベースからの情報漏洩のリスクに

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPressプラグインLTL Freight Quotesに深刻なSQL脆弱性
  • バージョン2.3.11以前で未認証のSQLインジェクションが可能
  • データベースから機密情報が抽出される危険性

LTL Freight Quotes プラグインのSQL脆弱性

WordFenceは2025年2月20日、WordPress用プラグイン「LTL Freight Quotes – GlobalTranz Edition」にSQLインジェクションの脆弱性が発見されたことを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-13476】として識別されており、バージョン2.3.11以前のすべてのバージョンに影響を及ぼすことが判明している。[1]

脆弱性はengtz_wd_save_dropshipというAJAXエンドポイントに存在しており、ユーザー入力パラメータのエスケープ処理が不十分であることが原因とされている。また既存のSQLクエリに対する十分な準備がなされていないため、追加のSQLクエリを挿入することが可能な状態となっていた。

この脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で7.5(High)と評価されており、認証なしでネットワーク経由での攻撃が可能である点が特に危険視されている。攻撃者はデータベースから機密情報を抽出できる可能性があるため、早急な対策が必要とされている。

LTL Freight Quotes脆弱性の詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13476
影響を受けるバージョン 2.3.11以前のすべてのバージョン
脆弱性のタイプ SQLインジェクション(CWE-89)
CVSSスコア 7.5(High)
攻撃条件 認証不要、ネットワーク経由で攻撃可能
影響 データベースからの機密情報抽出の可能性

SQLインジェクションについて

SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのセキュリティ上の脆弱性を悪用する攻撃手法の一つである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 不正なSQLコマンドを挿入してデータベースを操作
  • 認証バイパスや情報漏洩を引き起こす可能性
  • Webアプリケーションで最も一般的な脆弱性の一つ

SQLインジェクション攻撃は、入力値の検証やエスケープ処理が不十分な場合に発生する危険性が高い。WordPressプラグインのような広く使用されているソフトウェアでこの脆弱性が発見された場合、多くのWebサイトが影響を受ける可能性があるため、開発者による迅速な対応と利用者による適切なアップデートが重要となる。

LTL Freight Quotes脆弱性に関する考察

WordPress用プラグインにおける認証不要のSQLインジェクション脆弱性の発見は、プラグイン開発におけるセキュリティ対策の重要性を改めて浮き彫りにした。特にユーザー入力値の適切な検証とエスケープ処理の実装は、開発初期段階から考慮すべき重要な要素となっている。

今後はWordPressプラグインのセキュリティ審査をより厳格化し、脆弱性を事前に発見できる仕組みづくりが求められるだろう。また、プラグイン開発者向けのセキュリティガイドラインの整備や、自動化されたセキュリティテストツールの導入も検討する必要がある。

さらに、WordPressコミュニティ全体でセキュリティ意識を高め、脆弱性情報の共有や対策の迅速な展開を行える体制を整えることが重要だ。プラグインのセキュリティ品質向上には、開発者とユーザーの双方が継続的にセキュリティ対策に取り組む必要がある。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13476, (参照 25-02-28).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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