【CVE-2025-0866】WordPressプラグインLegoeso PDF Managerにおける認証済みユーザーのSQLインジェクション脆弱性、データベースからの情報漏洩のリスクに
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記事の要約
- Legoeso PDF Manager 1.2.2にSQLインジェクションの脆弱性
- Author以上の権限で追加のSQLクエリが実行可能
- データベースから機密情報を抽出するリスクあり
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WordPressプラグインLegoeso PDF Manager 1.2.2のSQLインジェクション脆弱性
WordPressプラグインLegoeso PDF Managerにおいて、バージョン1.2.2以前に深刻なSQLインジェクションの脆弱性が2025年2月20日に公開された。この脆弱性は、checkedValsパラメータに対する不十分なエスケープ処理とSQLクエリの準備不足に起因しており、CVSSスコアは6.5(MEDIUM)と評価されている。[1]
この脆弱性を悪用すると、Author以上の権限を持つ認証済みユーザーが既存のSQLクエリに追加のクエリを挿入することが可能となり、データベースから機密情報を抽出するリスクがある。Wordfenceによって発見されたこの脆弱性は、CWE-89(SQLインジェクション)に分類されている。
脆弱性の詳細は、WordPressプラグインのソースコードリポジトリで確認することができ、特にclass-pdf-doc-list-table.phpファイルの543行目と567行目に関連する問題が存在している。この脆弱性の発見者としてPham Van TamとHoang Phuc Voの名前が公開されている。
Legoeso PDF Manager 1.2.2の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-0866 |
影響を受けるバージョン | 1.2.2以前のすべてのバージョン |
CVSSスコア | 6.5(MEDIUM) |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89) |
必要な権限 | Author以上の認証済みユーザー |
影響範囲 | データベースからの機密情報抽出が可能 |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベース操作において、不正なSQLクエリを挿入・実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の不適切な検証によりデータベースが改ざんされるリスク
- 機密情報の漏洩や不正なデータ操作が可能になる深刻な脆弱性
- 適切なパラメータのエスケープ処理やプリペアドステートメントで防御可能
Legoeso PDF Managerの事例では、checkedValsパラメータに対する不十分なエスケープ処理とSQLクエリの準備不足により、認証済みユーザーが追加のSQLクエリを実行できる状態となっていた。このような脆弱性は、データベースセキュリティの基本的な対策を実装することで防ぐことが可能である。
Legoeso PDF Managerの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインにおけるSQLインジェクション脆弱性の発見は、オープンソースソフトウェアのセキュリティ管理における重要な課題を浮き彫りにしている。特にデータベース操作を伴うプラグインでは、入力値の検証やエスケープ処理が不可欠であり、開発者はセキュリティベストプラクティスを徹底的に実装する必要があるだろう。
今後は、WordPress認証システムとプラグインの権限管理の連携をより強化することで、同様の脆弱性のリスクを軽減できる可能性がある。また、プラグイン開発者向けのセキュリティガイドラインの整備や、自動化されたセキュリティテストツールの導入も効果的な対策となるだろう。
プラグインのセキュリティ対策は、エコシステム全体の信頼性に直結する重要な要素である。今回の事例を教訓に、WordPressコミュニティ全体でセキュリティ意識を高め、より安全なプラグイン開発の仕組みを確立していく必要がある。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0866, (参照 25-03-01).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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