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【CVE-2024-13648】Maps for WP 1.2.4にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見、Contributor権限で悪用可能

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Maps for WPプラグインにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見
  • バージョン1.2.4以前のすべてのバージョンが影響を受ける
  • Contributor以上の権限を持つユーザーが悪用可能

Maps for WP 1.2.4の深刻な脆弱性

WordfenceはWordPress用プラグインMaps for WPにおいて、バージョン1.2.4以前のすべてのバージョンに影響を及ぼすクロスサイトスクリプティングの脆弱性を2025年2月21日に公開した。この脆弱性は【CVE-2024-13648】として識別されており、プラグインのMapOnePointショートコードにおける入力サニタイズとアウトプットエスケープの不備に起因している。[1]

本脆弱性の深刻度はCVSSスコアで6.4(MEDIUM)と評価されており、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされている。また権限レベルは低く設定されており、ユーザーの関与は不要だが、影響の想定範囲に変更があるとWordPressプラグインディレクトリに報告されている。

この脆弱性により、Contributor以上の権限を持つ認証済み攻撃者が任意のWebスクリプトをページに挿入することが可能となり、そのページにアクセスするユーザーに対して不正なスクリプトが実行される可能性がある。脆弱性の発見者としてzakaria finderが報告されている。

Maps for WP 1.2.4の脆弱性概要

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2024-13648
影響を受けるバージョン 1.2.4以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング(CWE-79)
CVSSスコア 6.4(MEDIUM)
必要な権限 Contributor以上
公開日 2025年2月21日

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションにおける代表的な脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
  • 攻撃者は任意のJavaScriptコードを実行可能
  • 被害者のブラウザ上でスクリプトが実行される

Maps for WPの事例では、プラグインのMapOnePointショートコードにおける入力値の検証と出力時のエスケープ処理が不十分であることが原因となっている。この種の脆弱性は、適切な入力検証とエスケープ処理を実装することで防ぐことができ、セキュリティ対策として重要な要素となっている。

Maps for WPの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性対策において、入力値の検証と出力時のエスケープ処理は基本的な要件であるにもかかわらず、今回の事例では見落とされていた点が問題として挙げられる。また、Contributor権限を持つユーザーでも攻撃が可能という点は、WordPressサイトの運営者にとって重大なリスクとなっており、早急な対応が必要となっている。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者向けのセキュリティガイドラインの強化や、コードレビューの徹底が求められる。特にショートコードの実装においては、ユーザー入力を扱う際の安全性確保が重要となり、WordPressのセキュリティチームによる監査強化も検討する必要があるだろう。

また、WordPressプラグインのセキュリティ品質向上には、開発者コミュニティによる相互レビューの促進や、自動化されたセキュリティテストの導入が有効な解決策となり得る。今回の事例を教訓として、プラグインのセキュリティ対策がより一層強化されることが期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13648, (参照 25-03-01).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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